偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。ご相談やご質問はお問い合わせよりどうぞ。

偏差値の考え方

中学受験に挑む子供を支える、夏から秋にかけての親の心構え その3

例年、四谷大塚の上位層(偏差値55以上、S〜C)では、6月〜9月の組分けでかなり上下動があります。3月には1桁や10番台のトップクラスを取った子が、100〜200番台に順位を下げることも珍しくありません。上位に限らず、48〜52あたりでも数ポイントの上下は頻…

塾による偏差値の違い SAPIX/四谷大塚/日能研/市進/首都圏模試(女子)2020年度版

2020年度予想偏差値の塾別比較、女子最新版です。全体的な傾向は男子と大きく変わりませんが、男子より女子の方が塾による学校偏差値順の上下動が大きく、受ける模試によって合格確率が高く出たり、低く出たりする学校が多くなっています。 合否判定に差が出…

塾による偏差値の違い SAPIX/四谷大塚/日能研/市進/首都圏模試(男子) 2020年度版

2020年度予想偏差値の塾別比較、最新版です。それぞれの背景色は、赤が偏差値63以上で母集団の上位1割。黄が偏差値55〜62で上位3割、緑は偏差値45〜54で中間層を示しています。 まず最上位の17校。ここはSAPIX以外では上位1割に入る学校群ですね。大半の学校…

2月午後入試実施校の選び方(6年生の志望校選び 5/5)

2月の午後入試もしっかり検討しておくことは大切 2月の午後入試について。算数1教科や算国2教科型も多いとは言え、移動もあるので気力、体力的にはなかなか大変です。1月校で渋幕や市川、栄東などを取っているなら、受けなくても良いですね。 1月校は取った…

6年生のこの時期は、情報収集や戦略に大事な局面。本気で多くの学校の検討を。(6年生の志望校選び 4/5)

ここまで書いてきたように、子供を満足いく結果に導く戦略を練るためにも、この時期に情報収集しておくことは本当に大事です。現在の偏差値から、どのゾーンで志望校を厚めに探すかについて書いてみます。 四谷偏差値45未満(A)の場合 4〜5年からやっていて…

中学受験は、大きな組分けテスト。生徒の雰囲気は入学時偏差値と相関性が高い。(6年生の志望校選び 3/5)

この組分けで決まった学校に、一貫校なら6年間通うわけですね。大学受験で挽回は可能だけど、6年間を有利な環境で過ごさせたいなら、どんな子が集まるところで学ばせたいのか、という組分けとしてのレベル意識も必要です。SやCの子に、Aのクラスで授業を受け…

入試では、持ち偏差値の順番通りに入るとは限らない。(6年生の志望校選び 1/5)

ちょっとお休みしていましたが、ここから何回か、併願校の決め方や志望校選択についての心構えのようなことを書いていきます。まず、下記の2019年の四谷大塚から開成に合格した子の持ち偏差値と合否を一覧にしたものをご覧ください。 受験287人で合格111人の…

私立・国立中学進学率の市区別ランキング 東京都

東京都教育委員会の資料から都内の私立・国立・都立中学への進学者数を見ると、年々増加傾向にあります。23区の平均は26.4%で、小学校の4人に1人以上は国公立+私立中学に進学します。 区別では、1位が文京区、2位は中央区、以下3位港区、4位千代田区と続き…

塾による偏差値の違い SAPIX/四谷大塚/日能研/市進/首都圏模試

塾別偏差値が良く見られていたので、もう少し多くの学校で掲載しておきます。 ※ 男子・女子の2020年度版をアップしました。記事下部のリンクよりご覧頂けます。 SAPIX57〜72と四谷・日能研の偏差値比較 SAPIX49〜56と四谷・日能研の偏差値比較 SAPIX43〜48と…

中学入試の偏差値と東大進学実績の中身

以下は、首都圏の進学校の東大現役進学実績を、現役率と中学入学偏差値と組み合わせたもので、複数回入試のある学校は一部偏差値の高い回のものを記載しています。 中学入試日と偏差値、現役東大合格実績の対比 2月4日の巣鴨は54、世田谷は55でそれぞれ6%、5…

80%偏差値が通過点の理由

以前の記事でも触れたように、合否80%判定と前年までの合格者平均偏差値はかなり近い設定になっています。そして、合格者平均偏差値ということは「その学校に行った子の中に入ると普通の成績」ということでもあります。学校によっては上位層がごっそり抜けて…

大学進学と中学受験

入試難易度や研究実績、諸外国の評価でも頭一つ抜けている、東大と京大の学生数は1学年約7,000人です。これに続くのが旧帝(北海道/東北/名古屋/大阪/九州)と文系の一橋、理系の東工大。学問にも就職にも強いこれらの大学には、約1.7万人が進学可能です。こ…

偏差値と人数の分布

あるテストを受けた人の平均値からの距離を、+1〜-1の間に全体の約68%、+2〜-2の間に約95%が入るようにした正規分布で、標準偏差10で求めたものが学力偏差値、標準偏差15だとウェクスラー式IQがあり、並べると以下のようになります。 偏差値を模試の受験者人…

合格者偏差値分布と合不合判定の比較

以下は、四谷大塚の合格者偏差値分布と合不合判定を組み合わせた表です。前年合格者の分布と比べかなり異なる幅になったり、判定も色々なズレが生じるのがわかります。 合格者偏差値分布_四谷大塚資料より 筑駒の合格者分布は、合不合の80〜20%判定の幅より…

偏差値を上げるための基本

6年後半の合不合で、正答率別に全問正解の得点と偏差値、範囲や難易度の相関性を見ると大体以下のようになります。正答率は算数ベースですが、他教科でも傾向は概ね同じです。 正答率と偏差値と難易度の関係 5年の範囲は解法を覚えて使えば解ける問題で、正…

偏差値の考え方その4 塾による偏差値の違い

ご存知だと思いますが、塾により偏差値が異なります。これは、母集団のレベルと受験校の関係によるもので、以下のようになっています。 偏差値対照表 麻布を見るとSAPIXで上位15%、四谷や日能研だと5%くらいの位置になります。芝はSAPIXでは平均より少し上で…

偏差値の考え方その3 偏差値は単なる通過点

偏差値の考え方その1とその2で述べたように、合格判定80%は範囲・難易度・配点などの「性質の異なる試験」を受けた「異なる受験者層」の中での順位で測った「少ないサンプル数」の「前年の合格者平均」に過ぎません。信頼するようなものではなく、学力的にこ…

偏差値の考え方その2 合格判定の中身

偏差値と合否の関係についての理解が違うように感じることも多くあります。80%やA判定、学校の難易度などですね。 まず、良くある合格可能性80%は前年合格者の平均偏差値より少し上あたり、20%の方は前年合格者の最小偏差値と同じか少し下にベースを設定され…

偏差値の考え方その1 配点や難易度の違い

塾の「合否判定」や「結果偏差値」などという名目のせいで、偏差値=合格可能性というイメージを持っている方も多いですが、曖昧で不確実な考え方です。また、学校の格付けのようなイメージを持っている人もいますが、学校の格や校風は数年単位でコロコロ変…