偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

スマホで一番怖いのは無課金コンテンツというお話

最近は、受験終了や新入学でスマホを購入したり、勉強せずに触れている時間が長いなど、ゲームも含めた携帯端末との付き合い方がご相談の内容に含まれる機会も多くなっています。

スマホゲームで重課金とか、SNSでトラブルに巻き込まれる、といったことにはリスクを感じやすいですが、子どもには「一番怖いのは無課金のコンテンツに常時触れ続けることだよ〜」とお話しているので、今日はその記事です。

やや強い表現もありますが、リスクを踏まえて賢く付き合うことを目指して、親子でよく話し合ったり、時々振り返ってうまくいっているか確認したり、工夫してもらえると良いですね。

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無課金コンテンツは時間を溶かす

ここで言う無課金コンテンツは、YoutubeInstagramTwitter、LINEなど、基本的に無料で使えるサービスのことです。

これらはとても便利なツールで、既に多くの人の生活に入り込んでいますね。インターネットも含め、これら抜きではビジネスも立ち行かないほどになっています。

これからの時代、スマートフォンをはじめとするデバイスに触れない、インターネットを利用しないのは現実的ではありませんが、大事なのは見る側ではなく、使う側、作る側に行くこと。時間をコントロールすることです。

最も悪いのは、無目的に娯楽としてコンテンツを消費しているつもりで、同時に自分の時間と健康をすり減らしていくことですね。

家庭にファミコンプレイステーションなどのゲーム機が入り込んだ1980〜90年代は、ソフトはまだ買い切りのカートリッジやディスクでした。

ユーザーは体験を買うので、企業は競争力のあるコンテンツを作ることが大事でした。テレビもチャンネルに限りがあり、番組の切れ目が切り替えのタイミングになりました。

ところが現在は、ゲームやSNSなど、入り口が無課金になっているものが主流になっていますね。そして、これが心理的なハードルを下げ、判断の機会を無くし、時間を溶かすことに繋がっています。

映画「マトリックス」では、人類は幻想を見ながらエネルギー源にされていましたが、現代のスマホは楽しんでいると思いながら時間を溶かしている、という構図です。

時間と健康は、命そのものです。子どもの能力や人生を、親が放っておける時間や便利さと引き換えにするのは良い選択とは言えないので、特に未成年でのスマホの時間制限や使用方法については、ご家庭でしっかりお話をしてコントロールできるようにすることが大事ですね。

 

収益の幹は広告モデル

Youtubeを例に取ると、視聴回数やユーザー登録数がYoutuberの収益になります。企業側はこの収益を支払ってでも、ユーザーを吸引するコンテンツが必要なわけですね。

広告モデルでは、ユーザーの視聴時間と行動が収益になりますから、これらの企業はユーザーに時間を消費させ、画面に貼りつかせるための工夫を20年以上積み重ねてきました。簡単に言えばデジタルドラッグを目指しているようなもので、その工夫には以下のようなものがあります。

期待感と通知

いいね、リプやコメントなどの「他ユーザーの反応」を「もしかして」と期待する気持ちです。いじめや炎上など、多くのトラブルが次々と起きても、これらの機能を無くす方向に進まないのは、無くしたら同時に吸引力が無くなり、収益が絶たれるからですね。つまり、無くなりません。

あなたへのオススメ

目的のコンテンツを見終えても、関連の動画やツイート、ニュースなどが表示されることにより、次々と見続ける仕掛けのことです。これにより、見始める時に「○分」などの区切りを持たなければ、あっという間に30分、1時間と時間を溶かしてしまいやすくなっています。

定時性と射幸心

これらは主にゲームコンテンツで用いられるイベントやガチャですが、収益目的のブログやニュースサイトでも大事にされる要素です。生活習慣に入り込むことで「いつも見ている」という行動のきっかけをつかみ、そこから長時間視聴につなげていきます。

 

価値のあるコンテンツはコストが高い

基本的に、価値のあるコンテンツを作るためには発想や経験、熱量や時間が必要なので、そうそう毎日、無限には生み出せません。つまり、魅力あるコンテンツで人々を常に繋ぎ止め続けるのは非常に困難なわけです。

 

怒りと不安は量産可能

毎日でも量産可能で、しかも行動に直結しやすいもの、という条件に合致するのが「怒り」と「不安」です。そういう「言葉」を投げかければ、人を不安にさせたり怒らせたりすることは容易ですね。そして、人は何かの感情を持つと、それを増幅したくなる性質もあります。

ニュースや動画には、コメント欄がありますね。ここにはより刺激的かつ無責任な「一般ユーザーの言葉」を載せておけるので、同じことを伝えるニュースを幾つも見てコメント欄まで読む、といった行動も起きやすくなります。

更に、不安と怒りを足すと「正義感」が生まれます。正義の使者になった人は、石を投げることを厭わなくなりますから、コメント欄を賑やかにして、他の人の怒りや不安を刺激してくれる、最高の人材になるわけですね。

どれほど無礼で攻撃的、あるいは嘘や妄想、支離滅裂な発言であっても、その責は発言者にあり、配信している企業は責任がないという位置取りが出来て、タダで使えて吸引力がある。時々削除するだけで責任を果たした体裁を取れますから、そうそう無くなりません。

 

中身はないのが標準

これは中高生の子に時々試させてみることがあるのですが、ワイドショーのコメンテーターや、頻繁にツイートを繰り返す人の多くは、言葉のセットリストを持っています。

定量のサンプルから言葉を抽出していくと、2〜30の多用する言葉が決まっていることがわかります。あとは時事ネタやホットワードと組み合わせると次の発言内容になるという形で、基本は表計算などに入力して集計しますが、最近は文章作成AIも良いものが無料で公開されているので、それで試してみるのも良いですね。

例えば○○評論家とか○○学者のセットリストだと、「日本は〜」「世界では〜」とか「教育」「虐待」「親の」「役目」「政府」「義務」などなど。組み合わせるホットワードも特定のジャンルと順位に偏ります。

つまり、その発言には「その人の経歴や人格がどうか」は関係なく、刺激に使うセットリストとホットワードを組み合わせただけ=空っぽの紙玉に調味料を塗っただけのものです。中身も栄養もなく刺激だけがあり、それに反応して「この発言はおかしい!」「いやその通りだ!」という状況を作れれば大成功、というやつですね。

これに時間や感情を消費するのは、自分の時間を溶かして、相手のお財布に小銭を投げ入れる作業です。無駄どころかマイナスと言えるでしょう。

 

スマホのリスク

さて、スマホ無課金コンテンツの主なリスクとしては以下のようなものがあります。

①時間を溶かす

課金モデルでは支払い時に痛みがあるため「要不要」の判断をするきっかけになりますが、無課金モデルでは痛みがない=判断の機会がないため、無限に時間を溶かせます。特に目的なくとりあえずニュースやツイートを開き、気づけば30分、1時間、というやつですね。

命というのは、生きている時間で測ります。何歳まで生きた=何年間生きていた、ということですね。そして、親になれば、10代は黄金の時間だったことを知っているでしょう。

学校から帰って16時、就寝が0時くらいだとして8時間。そのうち4時間くらい、スマホで簡単に使えてしまいます。自由に使える黄金の時間を、半分差し出すほどの価値があるとは考えにくいですね。

 

②休憩が休憩にならない

勉強などやることが終わり、休憩の時間にスマホを開くと、目や脳は全く休憩になりません。つまり次のコマに入ると、休憩なしで再開しているのと同じなので、集中力や理解力などのパフォーマンスはどんどん低下していきます。

また、ぼーっとする時間は、記憶のテーブルの整理に使われますが、スマホを見ていればこの時間もありません。隙間時間をスマホで埋めれば、一日中頭の中の整理が行われないので、理解も記憶も閃きも、本来あるレベルより低下してしまいます。

 

③睡眠への悪影響

就寝直前まで目に光刺激が入り続けると、交感神経優位の状態なので寝つきも悪くなり、睡眠時間が減る上に睡眠の質も低下します。

特に思春期は体や脳のバランスが激変する時期で、大人よりかなり睡眠を必要としますから、良質な睡眠の不足は起立性障害や過敏性腸症候群など、不登校の引き金になりやすい症状への防壁を下げてしまいます。

 

前頭前野の機能低下

近年の研究で、前頭前野の司る記憶力や感情抑制が低下し、無感動になる傾向を強めることがわかってきています。また、怒りや不安の感情刺激やSNSでの他者との比較の連続は、メンタルへのダメージを蓄積していきます。

近年のADHD(多動性や注意欠陥など)傾向児童の増加は、幼少期からのデジタルデバイス漬けによる前頭前野の機能阻害+運動機能低下の影響も考えられていますが、仮にこれが一般化するのに10年20年という年月がかかれば、その間に子ども時代を過ごす子には手遅れになりますね。

以前のスペースでもお話したように、前頭前野は10歳〜20歳にかけて髄鞘化が進み発達するので、この時期にマイナスになり得ることは可能な限り控えたいものです。

 

改善のためのポイント

特にリスクが高いのは「目的なしで視聴を始めること」と「目的以外のものに移ること」の二つです。全てを管理することは難しいですし、自立していく中高生の時期にずっと監視はマイナスもあるので、相談の上で「本来の良いと思うこと」との乖離がない付き合い方、コントロールを身につけていくことが大事ですね。ポイントは以下です。

 

触れて良い時間帯を決める

交感神経の休みを考えると、就寝2時間前までに限定することが望ましいです。思春期は8〜9時間寝ても大丈夫な時間に床につき、目が覚めるなら起きて活動すれば良い、くらいの就寝時間を設定する方が良いので、6時起床なら22時就寝、スマホに触れるのは20時まで、くらいのリズムですね。

 

触れる場所を決める

デスクに置かない、室内に持ち込まないといった形で、そもそもスマホを意識する場所を限定することです。気が向けば触れる距離にあるだけでも集中力は低下すると言われていますし、例えばデスクに置いてあれば、通知などに意識が行くので集中力も削がれます。

ですから、リビングや親の部屋など、スマホの常駐場所を決めて、基本はそこに置いておく→使うときだけソファなどで触れる、という流れを作ると効果的です。スマホが主体ではなく、自分が主体であることを大事にしましょう。

 

休憩や暇潰しで無目的に触れることを避ける

休憩に入るととりあえずLINEをチェック、返信したらニュースサイトやtwitter、ゲームのログインをして、また次の休憩でも同じことを繰り返す。これだと特に見る必要があるものはゼロでも、ずっと触っていることになります。

これは本人の自覚次第の部分が大きいですが、目的がなくても無限に時間を使ってしまうことは損が大きいことは伝えておきましょう。

 

他のことをする

一日の中で触れて良い時間は、スクリーンタイムなどでコントロールするのも良いですが、それだけだと幾らでも抜け道を見つけてきます。安い中古スマホなら数千円で購入できますし、中学生にもなればそのくらいの額は内緒で調達する知恵もつきますから、ガチガチ管理には限度がありますね。

塾や習いごとなど、他のことを入れれば、自動的にその間はスマホと距離を取れるので、スマホが手放せないなら単純に「他のことをやる時間」を増やすことも有効です。

電子ではない、紙の本を読む習慣を持つこともプラスになります。タブレット電子書籍やノートアプリはとても便利ですが、学習効果という意味では、目への負担が少なく手を動かす紙の本やノートの方が高い面もあるので、効率を優先する場面と、効果を大事にする場面を考えて、最適なバランスを見つけていってください。

 

新6年生が夏までの4ヶ月でやっておくと良いこと

終業式や卒業式を終え、春休み期間に入りますね。夏休みを総復習、秋からを入試演習というイメージで捉え、ここから夏休みまでの約4ヶ月を入試に必要なことを固める準備期間に充てると良いので、その流れをざっと書いておきます。

春休みとGWは穴埋めの好機

まず、5年2月以降の組分けや模試などの全体テストで、出題範囲と正答率を合わせて傾向を掴むようにしましょう。私の場合は範囲を計算+8分野に区分集計します。

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集計サンプル

これで明らかに偏る範囲がある場合は、分野別の補強から始めましょう。大きな偏りがない場合は、不正解問題を抽出して解き直し周回をして仕上げるのがオススメです。

 

算数は分野別に取り組む

特にS問題での失点が多いなどの偏りがある場合、多くの範囲の初出は4年生なので、当時のテストを確認してみてください。基本的には4年満点、5年9割くらいでなければ、どこか理解が怪しいところがあるものです。

予習シリーズ範囲別一覧

SAPIX範囲別一覧

自宅で進める場合は、4〜5年のテキスト該当箇所やテストに遡って解き直し、簡単な部分から正確に説明できるように復習すると良いですね。

まず1周目は、どんどん解き進めること。解法を思いつかなければ飛ばし、できない問題は解答解説を見て、当日夜にもう一度解き直すなど、間隔を開けずに一度正解できるまで持っていきましょう。

2周目は翌日〜3日以内に解き直すのがオススメですが、使える時間と問題量によっては少し空いても構いません。例えばSA問題80問で偏りはあまりない、といった場合には1週間くらいかけて全問解き直し&解説、2周目は1週間後といった流れでも良いです。

以降、正解したものは外して全問無くなるまで繰り返します。完成したら、また1〜2ヶ月開けて解き直しをしましょう。範囲によっては、そのまま高速で解く演習にも使えます。

時間が空くと抜けるのが普通です。抜けたことをがっかりするのではなく、5周でも10周でも抜けなくなるまで繰り返すイメージを持っておきましょう。8割→6割→4割→2割→完成という感じで段階的に減ったり、7割→4割→2割→1割→完成という感じで浮き沈みがあるなど、いろいろなパターンがあります。

範囲的にも、場合の数がどうしても抜けるとか、流水算が一度仕上げたはずなのに3ヶ月後に間違うとか。そういう抜け落ちをずっと埋めながら入試を迎えるものです。焦らず煮詰まらず継続することが大事で、親ががっかりイライラでは子どもに伝染しますから、必ず出来るようになる、出来るまでやるだけ、というイメージを持ってください。

 

国語は論説文から演習を積む

論説文や物語文の読解は、「根拠を持って解答する意識」を働かせやすい論説文からトレーニングを進めることが多いです。流れとしては

①大問ひとつを時間を決めて解く
②その解答の根拠を書き出す
③採点+解答解説を読む
④記述は真似をして書いてみる

といった順になります。特に④は、模範解答で入れるべき語句に注目し、自分ならどうまとめて書くか練習をすることが大事です。

漢字語彙は毎朝10分、就寝前10分など、接触回数をコツコツ積み上げていきましょう。テスト前だけ一気に覚えても一気に忘れます。暗記タイム1分→書き出しテスト2分など、自分にあった入出力のスタイルを作っていきましょう。

 

公民、地学は短期間でスタイルを作りやすい

理社も単語の羅列でなく、相互の関係を掴むことがプラスになります。赤シートやマーカーなどを使った単語の暗記も良いですが、それだけに偏らないように注意しましょう。

社会の公民分野や、理科の天体・地層などは、知識のひとまとまりの大きさがちょうど良く、流れから全体を掴む、理解するといった形を作りやすいので、学習スタイルを作る初手にオススメです。

苦手意識を抱えていると、夏期講習や秋の演習で消耗する割に力がつかないことになるので、理社ではっきり弱い範囲がある場合は、夏までに徹底的に回すと良いですね。

少なくともコアプラスや予習シリーズ程度の問題が出て青ざめない程度には、苦手意識を抜くことを目指しましょう。特に電流や光などは、ピンと来るまでじっくり取り組むのか、最低限のパターンだけは入れ込むと割り切るのか、など方針を立てると良いです。

 

受験校の絞り込みと過去問スケジュール

秋以降は通常授業以外の学校別や土特など、上位校を目指してコマ数が増えるほど任意で使いやすい時間は減っていくので、十分な量の過去問に取り組めるのは2〜3校と考えておくと良いです。

ですから、今から「過去問まで目を通してみる学校」はリストアップして、安全圏の学校には可能なら夏休みまでに1〜2回でも触れておけると良いです。

併願校を検討する場合、安全校はなるべく平均偏差値から10ポイント以上離れたところまで見ておきましょう。例えば平均偏差値が50なら、偏差値40前後までは候補に入れ、通学時間や施設、進学サポートや留学支援、進学実績などを調べておくと良いですね。

成績分析や併願校検討シートは下記から受け付けています。費用はかからないので、必要な方はお申込みください。

 

次のテストで得点を取ることや、ひとつでも上のクラスに入ること以上に、夏の総復習に向けて基礎をしっかり固めておくことは重要なので、計画的に取り組んでいきましょう。

2022年中学入試合格実績の各塾の比較 暫定版(SAPIX/四谷大塚/早稲田アカデミー/日能研/グノーブルほか)

2022年度入試の各塾の合格数が出揃ってきました。まだ四谷大塚では一部の学校のみで、3月まで動きますが、とりあえず現時点での塾別の合格数や占有率、前年度からの増減などを掲載しておきます。

 

3大模試受験者の合格数

SO=SAPIX、合不合=四谷大塚+早稲アカ、日能研を各模試受験者の母体として、各校の合格数と比率を入れています。偏差値は合不合基準で、複数回入試のある学校は単純に数値平均を入れています。

1日10校

2月1日に入試のある10校です。50%以上は青着色、34%以上に緑着色しています。サピは9校、四谷は8校に着色で、日能研は0ですね。

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Y63以上の28校

1日10校を含むY63以上の学校群です。比率的には1日校とあまり変わりませんね。

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Y58以上の28校

Y58以上の学校群です。サピは青着色がなくなり、日能研に1つ色が入りました。

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Y58未満の37校

Y58未満の学校群です。まだ四谷大塚では50以下は1校しか公開していないため、実質50〜58帯になっています。ここでの着色はサピがかなり減り、日能研はかなり増やしています。

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偏差値帯ごとの合格者比率

各模試の帯ごとの占有比率です。今年も高偏差値帯ではサピが半数近くを占め、合不合は安定して4〜5割、日能研は58未満でぐっと増やしています。

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前年度合格実績との比較

SAPIX(S)、四谷大塚(Y)、早稲アカ(W)、日能研(N)の合格数を前年度と比較して増減を出しています。+は青字、ーは赤字です。

SOの平均受験者数約7600名に対し在籍数は6425名で85%弱で、合不合や日能研模試も相応の外部受験者がいるので、母集団の目安としてご覧ください。

Y63以上

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今年もこの帯ではSAPIXが圧倒的に強く全体の45%を占め、合格数も+134。四谷早稲アカはほぼ同数で並び微減、日能研の比率は少ないものの、特に男子校の多くでは昨年下げた分を2020年並みの水準に戻しただけでなく、栄光や駒場東邦など2年連続で増やしている学校もあります。

Y58以上

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Y58未満

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各塾の在籍者数に占める1日10校合格者数の割合

こちらでは、1日10校の合格者数が各塾の在籍者数に占める割合を出しています。2月1日1回入試校は1人で複数合格を取ることができず、例えば渋幕ー開成ー聖光ー筑駒と合格を取るような子がいても1人とカウントできるので、実際の上位層の人数を見るのに適しています。

20%以上にはサピのほか、エルカミノと希学園首都圏、グノーブルが入っています。グノーブルは500名を超える規模になりながらも、サピと同等の水準を維持しています。これらの塾で上位2割の位置につければ、1日校への進学可能性が高いと言えますね。

10%台には早稲アカのほか、アントレと駿台浜学園が入っています。アントレは西側に2教室の小規模ですが、1割を超える武蔵合格者が出ていて目を惹きますね。

四谷大塚は合不合の平均受験者数ー早稲アカなので、実際の直営校生徒数とは異なり、日能研も関西など首都圏以外の受験生が多いので首都圏在籍者の合格率はわかりにくいため、参考用として灰字にしてあります。

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今年も合格数が2〜4割も多い状態ですが、これには大きく2つの理由があります。ひとつは在籍を公表していない塾に多い「30時間以上で塾生としてカウント」というルール。当然重複が出ますね。もうひとつは、合格①→辞退矢印→繰り上げ合格②とカウントされることです。辞退しても合格数を減らすわけではないので、どんどん積み上がっていくわけですね。

学校別の各塾の合格者数

Y63以上の学校別合格者数を降順に並べてみました。共学の早実と県千葉以外の全ての学校でSAPIXがトップ。規模の大きい4塾が上位にきますが、小規模でも学校によっては結構上にくる塾もあるので、通いたい学校への合格数が他塾に比べてどうかなどのご参考に。

男子校

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女子校

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共学校

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合格実績をどんな風に見るかについては、昨年のこちらの記事もご参考に。

aswg-tutor.hatenablog.com

新型コロナウィルス対応として追試を設定している学校

新型コロナウィルスの感染者や濃厚接触者は、多くの入試で受験不可能になりますが、無症状などの条件を満たせば別室受験可能だったり、追試対応をしている学校も多くあります。また、新型コロナウィルス以外の感染症(インフルエンザや発熱)などでも追試対応があったりします。

こちらでは、本日2022年1月30日時点で出願可能で、追試の設定がある入試を一覧にしました。開成や栄光など、追試対応をしていても既に出願を締め切っている学校は掲載していません。

各校とも、それほど多くの合格は出せないでしょうから狭き門だとは思いますが、濃厚接触者になってしまって出願済の受験予定校に追試対応がない、ひとつでも多く受験機会を得たい、といった場合の検討資料としてお使いください。

追試の受験には、出願済みであることに加え、診断書の要不要、電話連絡かWeb登録か、追試験申請期間などの条件があり、誤りがあっても一切の責任を負えません。受験可能性のある入試については、必ず学校ホームページなど公式の情報をご確認ください。

まずは入試日ごとに、出願締切前の入試を並べました。同一日内では首都圏模試偏差値降順です。

男子校 入試日程順

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共学校 入試日程順

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女子校 入試日程順

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学校ごとの追試日程順はこちらです。日程が空欄のものは個別対応または未定などです。

男子校 追試日程順

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共学校 追試日程順

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女子校 追試日程順

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一覧PDF

男子校手続等一覧

共学校手続等一覧

女子校手続等一覧

 

2022年入試用 併願校検討データ 男子用

男子用の併願校検討シートデータを公開します。Bプランの検討などにお使いください。

出願や手続締切から集合時間まで、間違えると大変なことばかりですが、誤りがあっても一切の責任を負うことが出来ません。資料はあくまで候補探しと比較検討の一助としてお使い頂き、候補を見つけたら、必ず学校ホームページや募集要項などで公式の最新情報をご確認ください。誤りを発見された方はお知らせ頂けると嬉しいです。

なお、基本的に英語入試は除外してあり、その他全ての入試回も漏れなく入っているわけではありません。

シートの各項目

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①左からSO、合不合、R4、首都圏模試の偏差値です。
②左から東京一工国公医、有名国公立以上、早慶私医、上理GMARCHの合格者率です。
③学校の募集要項ページへのリンク
④午後入試の集合時刻

 

f:id:aswg-tutor:20211212064756p:plain⑤出願開始日時
⑥出願終了日時
⑦合格発表日時
⑧延納可能な場合の手続期限と延納金
⑨入学手続締切日時と納入金
⑩注意事項等

 

編集用全一覧

numbers書類

xlsx書類

閲覧用PDF

 

日程順

1月19日まで

1月20日以降

2月1日午前

2月1日午後

2月2日午前

2月2日午後

2月3日午前

2月3日午後

2月4日午前

2月4日午後

2月5日午前

2月5日午後以降

 

偏差値別

首都圏模試68以上の入試 (91)

首都圏模試63以上の入試 (103)

首都圏模試58以上の入試 (90)

首都圏模試51以上の入試 (91)

首都圏模試46以上の入試 (103)

首都圏模試45以下の入試 (79)

 

大学合格実績簡易版

大学合格実績簡易版:男子校

大学合格実績簡易版:共学校

大学合格実績簡易版:女子校

大学合格実績一覧

 

成績分析と併願校検討シートの受付

残り50日の算数弱点克服に向けた無料の成績分析も受け付けます。国理社については今年度終了まで受付停止とさせていただきます。ご希望の方には併願校検討シートもお付けします。

サピックス四谷大塚(YT)に通われている方で必要になるものは以下で、全て匿名で可能です。他塾の方はご相談ください。

サピックスの方
マンスリー、SOの答案用紙または個人成績表
※夏期DC、基礎トレ指定日の正誤もあれば有効(お申し込み時に資料提供)

四谷大塚(YT)の方
6年週テストと組分け、合不合の答案と週報

 

併願校検討シートは2022年1月末まで、現6年生のみの受付とさせていただきます。候補校までの通学ルートや日程一覧、参考プランなどを詰めるセカンドオピニオンとしてお使い頂けます。直近数回の模試偏差値をお知らせください。

 

あと2週間で冬期講習、30日で1月の埼玉入試、50日で2月の東京神奈川が始まるので、取り組める日数も限られますが、受験前の1〜2週間みっちりやるだけでも伸びることはあるので、最後まで諦めずに取り組みましょう。

2022年入試用 併願校検討データ 女子用

いよいよ模試偏差値も出揃ってきて、最終的な出願校を決めていく時期になりましたね。今日は併願校検討シート用のデータを公開します。Bプランの検討などにお使いください。男子用は明日公開の予定です。

出願や手続締切から集合時間まで、間違えると大変なことばかりですが、誤りがあっても一切の責任を負うことが出来ません。資料はあくまで候補探しと比較検討の一助としてお使い頂き、候補を見つけたら、必ず学校ホームページや募集要項などで公式の最新情報をご確認ください。誤りを発見された方はお知らせ頂けると嬉しいです。

なお、基本的に英語入試は除外してあり、その他全ての入試回も漏れなく入っているわけではありません。また、共学校の偏差値は男子偏差値のため、女子では数ポイントずれるものが多くありますので、各偏差値表などでご確認ください。

シートの各項目

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①左からSO、合不合、R4、首都圏模試の偏差値です。
②左から東京一工国公医、有名国公立以上、早慶私医、上理GMARCHの合格者率です。
③学校の募集要項ページへのリンク
④午後入試の集合時刻

 

f:id:aswg-tutor:20211212064756p:plain⑤出願開始日時
⑥出願終了日時
⑦合格発表日時
⑧延納可能な場合の手続期限と延納金
⑨入学手続締切日時と納入金
⑩注意事項等

 

編集用全一覧

numbers書類

xlsx書類

閲覧用PDF

 

日程順

1月19日まで

1月20日以降

2月1日午前

2月1日午後

2月2日午前

2月2日午後

2月3日午前

2月3日午後

2月4日午前

2月4日午後

2月5日午前

2月5日午後以降

 

偏差値別

首都圏模試66以上の入試 (111)

首都圏模試61以上の入試 (122)

首都圏模試56以上の入試 (126)

首都圏模試50以上の入試 (118)

首都圏模試45以上の入試 (109)

首都圏模試44以下の入試 (89)

 

大学合格実績簡易版

大学合格実績簡易版:女子校

大学合格実績簡易版:共学校

大学合格実績簡易版:男子校

大学合格実績一覧

 

成績分析と併願校検討シートの受付

残り50日の算数弱点克服に向けた無料の成績分析も受け付けます。国理社については今年度終了まで受付停止とさせていただきます。ご希望の方には併願校検討シートもお付けします。

サピックス四谷大塚(YT)に通われている方で必要になるものは以下で、全て匿名で可能です。他塾の方はご相談ください。

サピックスの方
マンスリー、SOの答案用紙または個人成績表
※夏期DC、基礎トレ指定日の正誤もあれば有効(お申し込み時に資料提供)

四谷大塚(YT)の方
6年週テストと組分け、合不合の答案と週報

 

併願校検討シートは2022年1月末まで、現6年生のみの受付とさせていただきます。候補校までの通学ルートや日程一覧、参考プランなどを詰めるセカンドオピニオンとしてお使い頂けます。直近数回の模試偏差値をお知らせください。

 

あと2週間で冬期講習、30日で1月の埼玉入試、50日で2月の東京神奈川が始まるので、取り組める日数も限られますが、受験前の1〜2週間みっちりやるだけでも伸びることはあるので、最後まで諦めずに取り組みましょう。

中学受験校の大学別合格数・合格率の順位、学校別の合格数成分比率など

今回は、各大学の合格数や学校ごとの合格率と、それぞれの学校の合格実績の中に占める割合などのデータを公開します。

抽出対象大学は東京一工+旧帝大+首都圏有名国公立+国公立医学部、早慶+私大医学部+上理ICU+GMARCHです。

全ての大学を掲載しているわけではないため、例えば日東駒専や女子大が多いなどの場合にはカバー率は低くなりますので、上記対象大学への合格率を見る用途としてお使いください。

 

大学別の合格数・合格率順位と属性別の占有率

こちらは、各大学の合格者数と合格率、合格数に占める属性別の割合をまとめたものです。

 

大学別合格数+合格率+占有率.pdf

 

それぞれの大学ごとに特徴があるので一部を紹介すると、例えば一橋大学の合格数では都立をはじめ公立高校が上位に多くいます。

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東工大では浅野が合格数、合格率ともにトップ。

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医科歯科大は女子校比率が目立って高くなっています。

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国公立医学部では東大合格数と似た分布で、江戸川取手はかなり数を伸ばしていますね。

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私大医学部では暁星が合格数、合格率とも安定のトップ。白百合もかなり目立つ位置にいます。

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また、対象校の卒業生徒数の比率は以下のようになっています。

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これに対し、東京大学では男子校の占める割合が大きくなっていたり、

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東京医科歯科大学では女子校の比率が高くなっていたりします。

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また、国公立医学部に比べると

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私大医学部では女子校の比率が増え、高入校がかなり少なくなります。

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なお、これらの構成比はあくまで抽出対象校からの合格者数で、各大学の出身校の構成比とは異なります。

以下は各大学の合格者数合計に占める、抽出対象校の割合です。慶應は75%を超え、ICU、早稲田、一橋、上智東工大と続いて明治、東大、学習院が約半数。都立大や横浜市大は4分の1ほどになり、首都圏以外の国立はかなり少なくなります。

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こちらは抽出合格数に占める属性別の割合です。医学部や海外大学では中学受験校が圧倒的に多く、学芸大学は高入校が過半数になります。

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進学先の空気感の影響はそれなりに受けるものなので、併願校を選ぶ際にもどういう進路を好む傾向があるのか見ておくとイメージしやすいですね。

 

学校別の合格数成分

同じくらいの偏差値帯の学校でも、進路選択の好みや志向はかなり異なります。大学受験時にほぼ同等の学力でも、東大か医学部か、早慶か国公立か、併願の私大はどこを好むか、などの特徴は様々なので、いろいろと見比べてみてください。

例えばこちらは、女子難関校で卒業数比5%を超える合格数だけを並べたものです。

桜蔭

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女子学院

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豊島岡女子学園

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雙葉

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白百合

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トップ3校でも女子学院に比べると豊島岡の医学部志向が強い、雙葉や白百合は他の私大よりも私大医学部合格数が多いなど、それぞれの学校の特徴がわかりますね。抽出対象校は以下の通りで、PDFも4つに分けてあります。

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ダウンロードはこちらからどうぞ。

学校別合格成分①男子校.pdf

学校別合格成分②女子校.pdf

学校別合格成分③共学校.pdf

学校別合格成分④高入校.pdf