偏差値60の壁なんてない

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中学受験入試情報viewer(webアプリ)女子版

併願校検討シートで使っているデータをGlideに流し込んだWebアプリの女子版を公開しました。掲載情報に誤りがあった場合も責任は負えませんので、出願検討の際には必ず各校のホームページなどの公式情報をご確認ください。誤りを発見された方はフォームよりお知らせいただけると助かります。

入試情報viewer

スマホのブラウザで開いてからホーム画面に追加すれば通常アプリのように使えます。各入試回の科目、受験料、合格発表、入学手続きなどの入試情報、学期やプールなどの基本情報、各塾の偏差値、大学進学率などを閲覧できます。

入試情報viewer 女子版

 

使い方

下部には3種類のメニューがあり、各入試が一覧で表示されます。左上部にあるトグルをタップするとメニューを開きます。

 

各塾の偏差値を基準に、日程別で入試を閲覧できます。

 

例えばSAPIX 1/20〜を選ぶと、1月20日〜31日までの入試をSAPIX偏差値降順で表示します。期間内で入試日が異なるので、表示は学校名、日程、偏差値の順になります。

 

SAPIX 2/1を選んだ場合、2月1日午前の入試が表示されます。

 

各入試をタップすると、入試情報を開きます。最上部には注意事項と報告フォームへのリンク、次は募集要項へのリンクになっています。

科目と配点、合格発表日時、入学手続期限、入学時納入金、出願開始と終了日時、受験料、午後入試の場合は集合時間も掲載しています。

 

スクロールすると、学期時制と登校時間、制服やプール、小学校の有無、最寄駅からのアクセス、所在地などが表示されます。

 

更にスクロールすると、各塾での偏差値、大学合格率が表示されます。

 

 


世界大学ランキングから見た国内大学

今回は、世界大学ランキングから見た国内大学の知名度などの記事です。

記事で大学合格実績を集計する際は「海外大学」とひと括りにしていますが、世界的な認知度や入学の難しさなどは国内大学以上に幅広いので、いずれ分類していきたいと考えています。

今回の記事では、外から見た大学の評価を把握するのに、主要な世界大学ランキングを並べてみます。

世界大学ランキングでの評価

各ランキングで200位以内に入っている全288大学を、順位でスコア付けしています。日本の大学は6大学が入りました。

は全てのランキングで東大以上の大学、は合計ポイントで京大以上の大学、○は全てのランキングで100位以内に入っている大学です。

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各ランキング順位入りの資料はこちらから。

世界大学ランキング統合比較 (pdf)

 

それぞれのランキングの特徴は以下の通りです。

①QS
学術的評判(130,000件)、教員学生比率、論文引用、雇用主の評判、外国人関連比率でランキングしており、5年で1,000以上の論文、1年に150以上の出版物、大学院のみの機関はランキングに含まれないなどの条件があります。3つの中では最も知名度に近い感触になる構成ですね。

QS World University Rankings 2023: Top global universities

 

②THE
論文引用、教育環境と研究に関する評価、研究収益、論文数、教育環境、外国人関連比率、企業からの収益からのランキングで、QSに比べより細かい収益の項目があります。3つの中ではバランス型と言えます。

World University Rankings 2022

 

③上海(ARWU,世界大学学術)
ノーベル賞フィールズ賞の受賞者数、論文引用件数、論文掲載数、教職員スコアでランキングしており、学部がない大学院のみの機関も対象になります。他2つと比べ、学術的権威に集中したランキングですね。

2022 Academic Ranking of World Universities


④THE日本版

日本国内の大学を教育リソース、教育充実度、教育成果、国際性でランキングしており、文系や単科の大学も入りやすくなっています。各世界ランキングでの国内大学の評価は1位東大・2位京大ですが、こちらでは1位に東北大、3位には大阪大学東京工業大学が並びます。

総合ランキング2022

 

国内大学の評価

国内の大学の人気度≒入学難易度は就職の強さがかなり影響しますが、海外ランキングでは論文引用などの比重が大きいため、文系や単科、小規模の大学は入試偏差値に比べ評価が低くなります。

国内大学ではQSとTHEの1400位以内、上海の1000位以内に、THE日本版の100位以内を加え、国内大学のみの順位で並べました。濃灰塗りはランク外です。

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各ランキングの順位入りの資料はこちらからどうぞ。

国内大学順位 (pdf)

 

次は大学合格実績の分類ごとに見ていきます。

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東京一工では、文系の一橋大学が2つのランキングでランク外になり、国内大学全体での順位も54位と、入試偏差値とは大幅に違ったポジションになっています。

 

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旧帝+神戸で括っている6大学は全てランキング入り。資金力や規模は、やはり国内ではトップクラスですね。

 

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首都圏国公立の括り。横浜市大は、この中でTHEランキング最高位など大健闘。学芸と芸大は全てランク外ですね。医科歯科と東工大が統合したスーパーな大学も楽しみです。

 

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早慶はしっかり全てにランクイン。

 

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上理ICU+GMARCHからは理科大が全てにランクインし、中央、法政、国際基督教はそれぞれひとつ、学習院は全て圏外です。

 

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国立大学では広島、岡山、金沢、長崎、熊本、信州、埼玉、徳島の8大学が全てにランクイン。特に広島大学の評価は旧帝に遜色ないレベルですね。

 

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公立大学では大阪市立大学が全てにランク入りしています。

 

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私立大学では近畿大学が全てにランクイン。順天堂大学北里大学立命館大学などもランキングによってはなかなか高い評価です。

基本的にはやりたいことをやれる環境に進めば良いわけですが、就職やビジネスの視野に海外が入ると選択肢は何倍にも広がりますし、就職のしやすさの面からも「認知度の高い大学」であることは要素のひとつになりますね。

 

Nature Index 2022での評価

研究面では資金力も非常に重要な要素です。今回のランキングには組み込んでいませんが、Nature Index 2022では、東京大学が2021年の8位から14位に後退し、総合トップ100入りは京都大学大阪大学理化学研究所の僅か4機関です。

Nature Index 2022

 

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もちろん小規模な大学や企業でも高品質な研究成果を挙げることはできるでしょうが、就職や研究など組織に属す道を選ぶなら、選択肢はたくさんあると良いですね。

中学受験入試情報viewer(webアプリ)男子版

併願校検討シートで使っているデータをGlideに流し込んで、Webアプリで閲覧できるようにしました。スマホのブラウザで開いてからホーム画面に追加すれば通常アプリのように使えます。基準の偏差値タイプを選んでご利用ください。女子版も近日中に追加予定です。

なお、掲載情報に誤りがあった場合も責任は負えませんので、出願検討の際には必ず各校のホームページなどの公式情報をご確認ください。

入試情報viewer

※8/29 一本化しました。左上部のメニューをタップすると模試+日程名でメニューが表示されるので、基準にする模試と希望日を選んでください。下のタブは男子校入試一覧と共学校入試一覧になっています。

入試情報viewer

 

女子版も公開しました。


使い方

下の日程タブを選ぶと、その日程の入試が偏差値順に並び、その下にその模試では偏差値が出ていない入試も表示されます。他塾の模試では偏差値が出ているのでご参考に。タップすると詳細を見ることができます。

 

掲載項目は入試科目、集合時間、合格発表、入学手続最終期限、入学金等、出願開始&終了、各塾の偏差値、学校種別、学期時制、基本情報、所在地、ホームページと募集要項へのリンク、アクセス、2022年春の大学合格率など。誤記載などはアプリの連絡フォームから送信してください。

 

募集要項がまだ公開されていない学校については、2022年度入試の情報が表示されています。2023年度入試では変更がある前提でご参考に。

 

現時点で募集要項が出ていない学校については後日アップデートしていく予定です。

塾による偏差値の違い 2023年度中学受験用 夏版(男子) SAPIX/四谷大塚/日能研/市進/首都圏模試

塾別偏差値比較の2023年度受験用(男子)、抽出元は以下の通りです。

S=志望校判定SO2回(灰文字は2022結果偏差値)

Y=合不合1回

N=日能研R4 2022年7月

市=市進 2022年4月

都=首都圏模試 2022年7月

数値の背景色は、赤系が63以上=上1割、黄系が55以上=上3分の1、緑系が45以上=中3分の1で、灰色は数値が出ていないものです。

 

なお、今回は受験科目も入れてあり、主な内容は以下の通りです。

四科:国語・算数・理科・社会の四科入試(234)

選択:四科のほか、二科や三科での受験も可能(163)

算国:国語と算数の二科入試(125)

適性:主に公立校での適性検査と、それに対応する私立の適性検査型入試(40)

算数:算数一科入試(18)

二科:算国のほか、算理などの組み合わせの二科受験も可能(35)

 

各塾の偏差値のほか、学期時制や基本情報、交通アクセス、2022年春の大学合格率などを表示できるwebアプリを公開しました。(2022.8.19)

 

日程順

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PDFで閲覧したい方はこちらをどうぞ。

塾別偏差値比較:日程順(pdf)

偏差値順

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PDFで閲覧したい方はこちらをどうぞ。

塾別偏差値比較:偏差値順(pdf)

 

併願校検討シートの部材

募集要項が出揃う10〜11月頃に併願校検討シートも公開予定ですが、大学合格率と募集要項へのリンク、国公私立の欄が入った部材を公開しておきます。

左の4列は2022年3月の大学合格率で、一部校の赤系文字は進学率になります。

①東京・京都・一橋・東京工業・国公立医学部

②北海道・東北・名古屋・大阪・九州・神戸・筑波・千葉・お茶の水・電気通信・医科歯科・東京外語・東京海洋・東京学芸・東京藝術・東京農工・横浜国立・東京都立・横浜市

③早稲田・慶應・私立医学部

上智・東京理科・国際基督・青山学院・学習院・中央・法政・明治・立教

①②の国公立は進学率も9割以上、ほとんどの学校で10割近くなりますが、③の早慶私医では3〜5割、④の上理ICU+GMARCHだと2割程度の進学率になる学校も多いので、進学できるのが上位○%かは割り引いてイメージしておくと良いですね。

併願校検討シート部材:学校順(pdf)

併願校検討シート部材:日程順(pdf)

併願校検討シート部材:偏差値順(pdf)

 

並べ替えや絞り込みなど編集して使いたい方はこちらをどうぞ。

併願校検討シート部材(numbers)

併願校検討シート部材(xlsx)

 

 

塾による偏差値の違い 2023年度中学受験用 夏版(女子) SAPIX/四谷大塚/日能研/市進/首都圏模試

塾別偏差値比較の2023年度受験用(女子)、抽出元は以下の通りです。

S=志望校判定SO2回(灰文字は2022結果偏差値)

Y=合不合1回

N=日能研R4 2022年7月

市=市進 2022年4月

都=首都圏模試 2022年7月

数値の背景色は、赤系が63以上=上1割、黄系が55以上=上3分の1、緑系が45以上=中3分の1で、灰色は数値が出ていないものです。

 

なお、今回は受験科目も入れてあり、主な内容は以下の通りです。

四科:国語・算数・理科・社会の四科入試(219)

選択:四科のほか、二科や三科での受験も可能(184)

算国:国語と算数の二科入試(152)

適性:主に公立校での適性検査と、それに対応する私立の適性検査型入試(41)

算数:算数一科入試(21)

二科:算国のほか、算理などの組み合わせの二科受験も可能(25)

 

各塾の偏差値のほか、学期時制や基本情報、交通アクセス、2022年春の大学合格率などを表示できるwebアプリを公開しました。(2022.9.27)

 

2022.8.14更新:山手学院Bの日程・和洋国府台の別学・偏差値順の並び修正

日程順

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https://e-tutor.tokyo/data/20220812/26.png

 

PDFで閲覧したい方はこちらをどうぞ。

塾別偏差値比較:日程順(pdf)

偏差値順

https://e-tutor.tokyo/data/20220812/0all.png

 

PDFで閲覧したい方はこちらをどうぞ。

塾別偏差値比較:偏差値順(pdf)

塾による偏差値分布の例

こちらでは、2回入試で熱望も多い女子4校で比較しています。学習院女子Aを基準にして各校の分布を見ていきます。

 

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SAPIXでは2回目の学習院女子B>頌栄女子2>香蘭女学校2>東洋英和Bの順で並び、1回目も同様で、全体の分布もちょうど真ん中あたりの46〜54と、最も広くなっています。1回目と2回目の差は3〜5ポイントで、これは1回目80%でも2回目に回ると2〜50%になるくらいですから、厳しい印象になりますね。

 

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四谷大塚では上位1〜2割の58〜62と狭い分布になり、頌栄女子1,2が香蘭女学校2と並んで最も難しい評価になり、頌栄女子は1回目で80%なら2回目も80%。他校は2〜4ポイント差になっています。

 

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日能研も分布はほぼ同じですが、頌栄女子が上に抜け、東洋英和は1回目でも2回目でも同じ難度ということになります。

 

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市進では少し上の60〜65、上位約7〜15%の分布になり、各校の偏差値は2ポイントで揃っています。

 

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首都圏模試ではぎゅっと詰まって67〜70、上位約2〜5%の幅に入っていて、ここでも頌栄女子1,2は同じ偏差値になっています。

こんな感じで、同じ学校でも偏差値表によって難度には若干のばらつきがあります。得意科目や過去問との相性などによっても合格しやすさは違いますから、偏差値は一応の目安として捉え、熱望校で過去問相性も悪くないなら、20〜50%判定でも1〜2回は挑戦しても良いですね。

逆に偏差値は足りていても、相性が悪く対策も不十分だと容易に不合格になります。併願校でもある程度は過去問の感触を確かめておいたり、しっかり余裕のある入試を入れておくなど、確実に合格をもらうための準備をしておきましょう。

 

併願校検討シートの部材

募集要項が出揃う10〜11月頃に併願校検討シートも公開予定ですが、大学合格率と募集要項へのリンク、国公私立の欄が入った部材を公開しておきます。

左の4列は2022年3月の大学合格率で、一部校の赤系文字は進学率になります。

①東京・京都・一橋・東京工業・国公立医学部

②北海道・東北・名古屋・大阪・九州・神戸・筑波・千葉・お茶の水・電気通信・医科歯科・東京外語・東京海洋・東京学芸・東京藝術・東京農工・横浜国立・東京都立・横浜市

③早稲田・慶應・私立医学部

上智・東京理科・国際基督・青山学院・学習院・中央・法政・明治・立教

①②の国公立は進学率も9割以上、ほとんどの学校で10割近くなりますが、③の早慶私医では3〜5割、④の上理ICU+GMARCHだと2割程度の進学率になる学校も多いので、進学できるのが上位○%かは割り引いてイメージしておくと良いですね。

併願校検討シート部材:学校順(pdf)

併願校検討シート部材:日程順(pdf)

併願校検討シート部材:偏差値順(pdf)

 

並べ替えや絞り込みなど編集して使いたい方はこちらをどうぞ。

併願校検討シート部材(numbers)

併願校検討シート部材(xlsx)

 

1クラスあたりの東京一工国公医合格率と私大合格者の進学率

今年も併願校検討用のデータから、東京一工国公医に合格する子が1クラス40人としてどれくらいいるかを出してみました。私大の進学者数も公開している学校では国公立合格率+私大進学率をまとめたものも出しています。

 

東京一工国公医に1クラスあたり何人入るか

まずは全体の一覧。中央には1クラスあたりの人数、左側に中学受験校、右側に高校受験校を並べています。開成のような併設型の学校は両側に記載し、中入生と高入生の比率を入れてあります。青系は男子校、黒は共学校、赤系は女子校です。

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ここからは偏差値や卒業数などを表にしてあります。募集数と卒業数はズレがあるため、中入・高入のみ募集の学校は卒業数を入れてあります。

クラス半数以上の5校には高校受験のみの高校はなく、全て中学受験校が並びます。入学時は大半が東大をイメージしているような空気感のある学校です。

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続いてクラス10人以上の17校。御三家に数えられる麻布、武蔵、女子学院に並んで、男子は駒東、海城、浅野、女子は豊島岡が入ってきます。共学は渋幕、渋渋、筑附に小石川ですね。塾での短冊も大きく、第一志望率がかなり高いゾーンです。

高入勢も、各地域のトップ公立高が名を連ねてきます。埼玉からは男子校の県立浦和、千葉勢は併設型の県立千葉と、高入の県立船橋に分散する形ですね。

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次はクラス5人以上の28校。1回受験校の併願候補になりやすい複数回入試校が多く並びます。このあたりの学校では、東京一工医もそう遠くはないものの、旧帝+首都圏国公立や早慶でも良いかな、という空気も出てきますね。

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クラス2人以上の45校。クラス上位から国公立早慶で良いかな〜という空気が強くなってくるゾーンです。東大や医学部を視野に入れるのは、周囲より気合が入った感じの印象ですね。

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入口の選択肢

こちらは学校数と人数を入学種別で分類したものです。

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一都三県全体からは約6人に1人が中学受験組、残る5人は高校受験組という感じです。クラスに2人以上、東京一工国公医に合格する同級生がいる環境に届くのは、中学受験からは29.4%、併設型一貫校の高校募集含む高校受験からは3.5%ですね。

全ての層をカバーする模試はありませんが、割合で考えると中学受験生全体からの偏差値は55.7、高校受験生全体からの偏差値で68.1くらいです。

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どちらがきついというより、小学生から頑張る環境がある子たちの中で上3割に入るのも、中学生になって大勢の中から上30分の1に入るのも、ここに出ていない高校からトップになって扉をこじ開けるのも、それぞれの厳しさがありますね。

 

私大を含めた進学率

一部の学校では進学者数も公開しているので、国公立の合格数と有名私大の進学者数をグラフにしてあります。それぞれの大学群に含むのは以下の通りです。

○東京一工国公医

東京・京都・一橋・東京工業・国公立医学部

○旧帝首都圏国公立

北海道・東北・名古屋・大阪・九州・神戸

筑波・千葉・お茶の水・電気通信・医科歯科・東京外語・東京海洋・東京学芸・東京藝術・東京農工・横浜国立・東京都立・横浜市

早慶私医

早稲田・慶應・私立医学部

○上理ICU+GMARCH

上智・東京理科・国際基督教・青山学院・学習院・中央・法政・明治・立教

 

現役既卒合計の数値で、国公立合格者の進学率も100%ではないことから、開成と県立浦和は合計が100%を超えるため、占有比で100%幅に収まるようにしてあります。大まかなイメージとしてご理解ください。

まずは男子4校。県立浦和は東京一工医率、旧帝+首都圏国公立を加えたいずれも武蔵を上回る比率で、かなり優秀ですね。

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共学の17校。中学受験で森村学園や開智に入るのと、高校受験で都立の三田や北園に入るのが、ほぼ同じような出口になっていますね。

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女子18校。小入の田園調布雙葉と湘南白百合が同じくらい。県立浦和一女は鷗友や吉祥などに近い感じです。

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こちらは大学付属の4校。上位層は東京一工を目指す早稲田、早慶を目指す学習院女子、大半が内進する法政と、それぞれ校風が出ていますね。

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クラス1人以下の学校も含めた、193校分の大学合格実績データは以下にあります。

2022年度大学合格実績(PDF)

 

2022.7.17

こちらの記事でご紹介いただきました。ありがとうございます。


夏に向けて、算数の仕上げ取り組み例など

この時期、6年生の成績分析やご相談で特に増える、夏に向けた基礎固めや志望校についてお話することをざっくりまとめました。個々の状況によってやるべき内容や量は異なりますが、目標を決めてガッチリ固めることはどのゾーンでも大事なので、無理のない範囲で計画的に取り組んでください。

志望校について

6月の志望校SOの結果を受け、特に普段のマンスリーなどよりも低い偏差値が出た人は「志望校を下げた方が良いのか」といったご相談がありますが、基本的には必要ありません、とお答えしています。

まず、志望校SOは特徴的な午前午後通しで、午前入試の後に併願校を受けるようなイメージであることですね。Aで失点が多かった場合、以下の3つのいずれか、或いは全てが課題ということになるので、そこを強化していけば良いだけです。

①基本的な解法が定着している
②標準レベルの問題を高速で正確に解ける
③午後まで集中力を維持できるスタミナがある

理解や定着を見るベースになるのは毎月のマンスリーや月例テストで、出願を絞り込む時に見るのは秋冬の合判模試の平均偏差値ですね。SOは合判1〜4回、合不合なら3〜6回が秋冬に実施されますが、基本的にはここの平均偏差値を参考にして出願校を絞り込んでいきます。

秋冬の模試でしっかり得点+入試演習に太刀打ちできる力を養うことが大事なので、今の目先の偏差値を意識しすぎないようにしてください。

大学受験に置き換えると、4年〜5年夏までが高校1年、5年秋〜6年夏までが高校2年、秋冬が高校3年のイメージです。つまり、今は高2の後半に差し掛かるくらい、一貫校なら部活を引退して本格的に受験勉強を始めるところです。

夏休みの総復習まで終えた時に、どれだけ土台が固まっているかで秋冬の演習の吸収力や効率も変わってくるので、夏期講習での取り組みがしっかり身につくように備えましょう。

 

夏に向けた仕上げ

どの塾でも夏期講習では範囲の総復習をして、秋以降の入試演習に向けた土台を固めます。現在のレベルと目標偏差値により、取り組む量も変わってくるので、適切な量の復習をしっかり回すことを目指してください。

サピックスを例にとると、7月上旬に組分け、下旬に復習テスト、その後は夏期講習に突入します。夏期講習では、これまで1週間でやってきた単元とほぼ同じものを、毎日ひとつ進めていく形です。

既習範囲の抜けが大きいと、①組分けでは易問でも失点しやすい、②夏期講習では解けない問題が多く、復習対象が膨大になり消化不良を起こす、というふたつの問題を抱えることになります。

ですから、ここからの1ヶ月では、通常授業と並行して可能な範囲で、これまでの復習を回しておくことを勧めます。時間と気力体力には限りがあるので、過剰には載せず、厳選したものを徹底的にやりましょう。

1周サラッと回すだけ、直しもしないでは効果は薄くなります。少なくとも不正解になったものは、直後と数日空けてからの2回は解き直すこと。2回目以降も正解しなければ、正解できてから2回くらいは取り組みたいですね。

 

全体テスト不正解の解き直し

マンスリーや組分けなど、主に月単位で行われる全体テストの不正解の解き直しです。私の場合は正答率により、50%以上=S、30%以上=A、10%以上=B、10%未満=Cとして分類します。

目標偏差値により、解き直しの対象は異なります。余力とスピードにより、適宜調整してください。目安は解くだけなら30分、復習込み1時間で回せる範囲で、1日10〜20問程度を設定することが多いです。

分野別の偏りが大きい場合は、先に幾つかの単元に絞って集中的に取り組みましょう。集計が難しい方は、こちらから成績分析も可能です。

 

 

クラス別テスト不正解の解き直し

DC(サピ)、復習テスト(グノ)、週テスト(四谷)、カリテ(早稲アカ)など、主にクラス別の週単位で行われるテストの解き直しです。

週テストのように正答率が出るタイプでは、偏差値が近い集団で受けるため、S+Aが対象になります。クラス別では難解すぎる問題はほぼないので、DCのように正答率が出ないタイプでは全て解き直しを推奨しています。時間が足りず、問題数が多すぎると感じる場合は、まず全回分の大問1だけを通してやってみると良いでしょう。

余力が十分にある場合は、全体テストでも全問解き直してみると良い確認になります。

基本的な項目内容を網羅している問題集の解き直し

特にこの時期にやっておきたいことは、①計算の工夫が身についているか、②図形や速さでは比を用いて簡単に計算することが出来ているか、の確認です。

これらは九九と同じで、見たままパッと使えるように仕上げることが大事なので、正誤よりも解き筋に注目して、より安全で早く正確な解き方が出来るように練習しましょう。

特に、どの問題を見ても筆算になっているような場合、計算の工夫が身につくだけでも5〜10分の時間短縮につながり、数問分の余力が生まれます。更に頭の疲労が減ればミスもしにくくなるので、基本の問題集を使って丁寧に解き方を磨いていきましょう。

 

基礎力トレーニングは2〜7月の1,5,9,13,17,21日の6日の計36回分を通し、不正解のものをきちんと理解すること、目標時間を設定して正確で安全な書き方、解き筋を意識することに取り組めると良いです。解き直し後は、別の日の数値替え問題で確認しておきましょう。

基礎力テストでは、月初の6日分を解き直します。基礎力トレーニングと同様に、解き直し後は数値替え問題を使って確認しておきましょう。

基礎力トレーニングの1〜3や、基礎力テストの1,2は計算問題になっていますが、これを集めて抜けている計算の工夫を身につける練習をするのも有効です。

日能研の場合、育成テストが解き直し問題集としても使いやすいのでオススメしています。基本+共通で受けている場合は両方、共通+応用の受験者は共通のみでも可ですが、基本問題には簡単な計算問題も含まれるので、1問1分などの目標時間を設定して全問正解の確認に使うのも良いでしょう。

四科のまとめやバックアップテキストでは、1日2項目(15〜20問)を目安に解き進めましょう。これまでに取り組んだ不正解問題がリストになっていれば、まずは初回不正解だったものだけを回すのも良いです。

 

計画的に進めること

これらの取り組みは、取り組む日とページ数を決めて淡々と回していくのがオススメです。通塾との兼ね合いもあるので、可処分時間のうちどこで何に取り組むか決めたら、開始時刻と分量を守って取り組みましょう。

カレンダー時間割を作り、予定と達成マークを記入していくのもオススメです。取り組んだ分量でポイント交換など、目標を楽しんで消化できるような仕組みにしても良いですね。

基本的な解き筋が入れば夏期講習の吸収力もアップするので、どうにか時間を作って夏を迎えてください。