偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。ご相談やご質問はお問い合わせよりどうぞ。

教え方と取り組み

「成績を良くしたいから頑張る」のは欲。「成績が悪いからもっとやれ」は罰。

出来ることや知識が増えている=学力が伸びているのに、偏差値や順位を見て「出来るようにならない」って表現を選ぶ人は結構いる。これが子供の成績が伸び悩む一因だと思っています。 子供の学力は伸びているのに、それを認めるどころか貶める。子供に一生懸…

夏休みを活かす受験までの学習について

夏休みに入って一週間が過ぎましたね。講習に宿題に、基礎のまとめとテストのやり直し。子供も親も、どこが休み!って感じでしょうか。 6年生の方は、あと半年で子供と一緒に闘える時間が終わってしまいます。1月10日までは167日、2月1日まで189日。受験が終…

中学受験に挑む子供を支える、夏から秋にかけての親の心構え その3

例年、四谷大塚の上位層(偏差値55以上、S〜C)では、6月〜9月の組分けでかなり上下動があります。3月には1桁や10番台のトップクラスを取った子が、100〜200番台に順位を下げることも珍しくありません。上位に限らず、48〜52あたりでも数ポイントの上下は頻…

夏から秋にかけての親の心構え その2の補足

前回の記事で、認識のチェックについて触れたところがありました。 だから、枠を広げて、気楽な構えをなるべく作っていく。「子供は別の人格」「目の前のことに集中しやすい=他のことは忘れる」「友達の影響も受けやすい」「感情の影響が大きい」...いろい…

中学受験に挑む子供を支える、夏から秋にかけての親の心構え その2

ここしばらく、結構な数のご相談がありました。色々な悩みや不安を感じたりすることがあっても、懸命に受験に向き合っている方が多いことを実感しています。全ての人に合う必勝法みたいなのは書けませんが、他者の視点を知るひとつとして活用して頂けるよう…

中学受験に挑む子供を支える、夏から秋にかけての親の心構え その1

夏が終わると、親の方はかなりプレッシャーが強くなってきます。順調でもそこそこ心配だけど、成績や子供の意欲の低下なんかに直面すればもっともっと心配。実際に大変なレベルに突入する人は少なくても、大事な話だと思うので少々深刻めに書きます。 これか…

国語の得点力の強化

以前、国語の地力の向上の記事を書きましたが、夏から秋にかけて今度は得点力を上げていく段階になります。地力さえ付いていれば、秋から冬あたりでも間に合う可能性は高いのですが、子供も親もそれなりの成果が欲しくなるのと、得点力の強化に必要な論理性…

中学受験の天王山!夏に向けて(3) 意欲の低下と闘争心、予定の立て方、特性に合う努力。基礎の周回と復習が大事。

前回の記事でも書いたように、塾のカリキュラムについていく「だけ」の意識を、少し変える。今回の範囲は終わったから次回の範囲をやる、という考え方を変えていかないと、抜くことは難しい。ここから上げていくには、いかにその子のベストの状態を引き出す…

中学受験の天王山!夏に向けて(2) 応用・難問が増える理由と塾の活用

6年の夏前の段階では、ほとんどの子は「テストで良い点を取るため」や「偏差値(クラス)を上げるため」に勉強をしてきています。この意識を「合格する力をつけるため」「自分を強化するため」に変化させていくことが大事になります。 この記事では特に、6年生…

算数の応用とか、伸び悩みなどについて

A型ママさんのブログで、投稿したコメントを記事にして頂きました。 嬉しい中に、ちょっと緊張も感じるような。このコメントに書いたことの補足というか、算数の応用や、試行錯誤することの捉え方などについて書いてみます。前段はA型ママさんのブログでご覧…

中学受験の天王山!夏に向けて(1) 5年の基本を完全に仕上げる

これから夏に受ける講習などでは、合不合で言えば正答率20%台以下になるような難易度の高い問題にも取り組むことが増えてきます。芳しくない点数を取ったり、子供の自信や意欲が低下したように見えることもあったり。偏差値や様々な情報で不安になってくる方…

子供に伝える大事な言葉。“あなたは” 絶対に出来るようになる。

親や指導者がブレないことは、子供にとって大事なことです。感情的になることは、弱みを見せることと同じ。大人がどっしりしていれば、子供の不安を軽減できます。で、ベースにすると良いのが、「あなたは絶対に出来る」という言葉。 当たり前のことをもっと…

子供への接し方を変えたい時は、行動の置き換えと無財の七施。

私の受験サポートは、(1)親の関わり方と環境の改善、(2)子供の学習意欲と学習能力の改善、(3)学習計画や併願スケジュールなどの戦略、(4)子供の学力分析と学習指導、の4つが柱です。 家庭教師や塾講師も上記のことに関わってくれますが、「勉強を教…

親が教え過ぎていると、夏以降に伸び悩む。黙ることも大事。

夏休みまで40日を切りました。講習や特訓、合宿に宿題。そして秋には、いよいよ志望校別のガチモードに突入。なので、残された時間はそんなに多くありません。四谷だと夏期講習は20万、合宿が7〜8万くらい。ど〜んと30万円が飛んでいきますが、結局ほとんど…

自主性に必要なのは、心と行動の自由、自分で考える練習、芽が出るのを気長に待つこと。

前回の記事で、自主性を発揮できるタイミングには個人差があること、その時期がちょうど受験期に重なってくることを書きました。まだ自主性を発揮する機能が備わっていない子に、出来る子と比較して「どうして出来ないの!」って言うのは、高い場所に手が届…

子供の自主性が伸びるタイミングには個人差がある。それまでは伴走すれば良い。

脳のシナプスが6歳で成人の8割、10歳頃にはほぼ成人並みにまで成長することは良く知られていますが、もうひとつ大事なのがミエリン鞘(髄鞘)の形成。これは、脳の伝達の伝導率を高める導線の皮膜のようなもので、部位によって形成時期が異なります。 細かい…

子供の自主性を伸ばすために必要なこと。求めているのは自主性ですか?

自主性がないと嘆いている親や上司はとても多い。自主性、自律性、自立心、自発的。まぁ色々と考えて、自分からやれと。で、報酬があれば良いかな、って物で釣ろうとか。でも効果は一時的で、残念な結果になってることも多い。褒めてやってもまたやらないと…

「自分から勉強する」素質のある子のケースを、自分の手柄にして語る絵空事を信じ込むと窮屈になる。

叱らない子育てで子供のやる気を伸ばしました!自分から受験勉強に真剣に取り組み、○○に合格! こんなのは、実例であっても、ほとんどは錯誤。そりゃ難関上位校に合格した子は、頑張ったでしょう。親が虐め抜いてやらせてることも少ないでしょう。でも、それ…

子供のレベルで適切な予定は違う。ただマス目を埋める計画表はマイナスかも。

私がサポートを始める時、最初は1日2〜3時間、週15〜20時間の勉強を本気で出来るようにするところに目標を置きます。これは、学校からの帰宅後〜就寝までの時間の半分くらい、学校で経験している授業時間の半分でもあります。ここから最終的には、志望校や残…

悪い叱り方や干渉の根っこには、協調性と母性もある。全否定はしなくて良いという話。

褒めて伸ばす、怒ってはダメ、人と比べるな。基本は私も同意見ですが。 自分の思い通りにコントロールしようとして、個性を潰す。見栄の押し付け、代償行為とか。子供のメンタルがやられる。将来自分で考える力を奪うとかになると、ちょっと言い過ぎに感じる…

受験勉強はいつから始める?習い事やスポーツは?

これまでの記事でも少し触れたことがありますが、基本的な方針について書いてみます。素質や志望校にもよるので、絶対これがベストという形はありませんが、だいたいこんな感じで取り組むと良いと考えています。 受験勉強の開始は5年生から まず、通塾開始時…

中学受験に挑む子供との接し方 ダラけや甘えを(心では)受け入れる

外でしっかり出来るのに、家では甘えている。先生にはいい顔しても、家ではだらしない。家が休める場所なんですね。とても良いことです。緊張の反動のバランスを家庭で取るとダラける。その子の精一杯なら、限界でなくても良い。 今のエネルギー量が10なら、…

中学入試過去問を利用して対策と穴埋めの意義を教える

入試本番で、どんな問題が出るかはわかりませんね。傾向や難度が変わることもありますし、どんな問題にしても全部出来る必要はない。勝ち抜くためには、(1)対策のハマった問題で確実に加点する、(2)対策外でも他の受験生が取るレベルの問題は落とさない、の2…

中学受験に、親の「やらなくちゃいけない」という意識は危険

本人が目標への強い思いで「もっとやらなくちゃ」と思うことは悪くありません。問題なのは、親が「これをやらなくちゃいけない」という考えに囚われ過ぎること。 目標までの距離を把握するように努めるのは当然ですが、「これだけやらないと受からない」「こ…

子供の教え方その3 一緒に始める仕組み作り

物事に取り組む力は「やり始めるかどうか」と「失敗を恐れすぎないか」が大半を占めます。集中力や持続力、思考力などは育てるものですが、この2つに限ってはセッティング次第。周囲からの働きかけや暗示で改善しやすいもので、特に継続に関しては「やり始め…

子供の教え方その2 学習習慣の定着のために

まだ学習習慣が定着していない子には、毎日の継続を身につけることが必須ですが、親が「こうすべきだ」と計画を示して、子供がそれに同意する形で約束するのは、あまり良くない方法です。 子供には責任能力がない 未成年者が契約を出来ないのは、責任能力が…

子供へのメッセージ その2 日々の大切さ

今日は日々の大切さや関わり方について。改変統合で文章の体裁を整えるのに、手紙の草稿風になっていますが、実際お渡しするのはもっとラフなものです。ご自分の考えやお子さんとの関係性の中で、大事なことを自分の言葉で伝えて頂くことが大切だと思います…

子供へのメッセージ その1 どうして中学受験するのか

連休明けから夏休み前は、そろそろ受験の意識が強くなってくる親と、まだ呑気な子供の温度差が大きくなりやすい時期です。それだけなら良いのですが、揉めることで余計に時間を無駄にして、親子関係も疲弊してしまうとマイナスが大きいですね。 その予防に、…

6年生におすすめのGWの過ごし方 その1

今日から令和。新しい出発に相応しい日ですね。残り6日となったゴールデンウィークを、学校や塾に通わないまとまった時間を使う練習という意識で過ごせると夏休みにも効いてくるので、これまでに指導してきた方法を書いてみます。 SAPIXのGS特訓を取っている…

6年生におすすめのGWの過ごし方 その2

四谷偏差値55〜63:地力アップ・弱点を詰める 既に志望校に偏差値が届いている場合は、地力アップに取り組むチャンスです。以前の記事で紹介した地力アップの方法は、学校に通いながら週テストを抱えていると試しにくいので、この休みを利用して取り組んでみ…