偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

2023年受験組の方の中学受験体験記

2023年度の受験生保護者の方からお寄せいただいた、中学受験体験記をご紹介していきます。Ⓢは個別サポート、ⒶはLINEサポート・成績分析・メール相談をご利用になった方からの体験記です。

 

Ⓢ Tさんのお母さんの体験記

〇中学受験の思い出

コロナで休校真っ只中の時期に受験生活が始まりました。塾に入ったはいいものの、テキストが送られてきて問題を解くだけの日々。親の情報入手手段はネットに限られ、そして時間はたっぷりあったので、中学受験関係の記事やブログを見まくっていましたが、後々これが効きました。

まだわが子に夢も可能性も感じられ、心にも余裕のある時に玉石混交の記事をたくさん見ていたので、いざ現実を突きつけられて右往左往するときに、自分が本当に必要とする情報、信頼するに足る情報にあたることができたと思います。改先生のブログに出会ったのもこの時期でした。

5年生のころには、まじめに宿題を出しているにもかかわらず成績も底辺をさまよう状態で、何が問題なのか、どう対応したらいいのか、具体的に言語化もできず、なので塾へもあいまいな言葉でしか伝えられないため、何度塾に相談してもテストの点数は上がらない、親の不安は解消できない、子どもにあたってしまう、子どものモチベーションは下がる、という悪循環になっていました。

何とか打開するために塾に併設されている個別指導も併用することにしましたが、個別では塾の授業の復習問題をもう一度解くだけで、根本的な解決は感じられませんでした。結局成績には変化なく、私の不安も子どものモチベーションにも変わりはありませんでした。

結果的に個別指導は成績向上にはあまり役には立たなかったのですが、6年になる直前に、彼は問題をきちんと読んで図や式にして説明することができていないこと、計算など基礎的な項目にかなり穴があることを伝えられました。

塾に併設されている個別指導で上記の対応をしようとしても、塾のカリキュラムから外れた指導はできないようなので、思い切った方法で根本的な問題を解決できないであろうと思い、

・大手塾を横断して対応できる
・親のメンタルサポートもしてもらえる

を期待して、改先生にご連絡しました。

 

〇塾の良かったところ、良くなかったところ

我が家はサピックスでした。サピックスのメリットは大手塾の情報収集力と統一されたカリキュラム、実績あるメソッドと教材でしょうか。

ただ、これらすばらしい素材はそのまま誰にでも当てはめられるものではなく、それぞれの子どもにカスタマイズしていかなくては駄目なため、正直受験素人の親ではなかなか使いこなすのが難しかったです。

また、子どもに伴走する親へのサポートはあまり期待はできませんでした。入塾してかなり早い段階から、親のメンタルサポートは他に必ず必要になると思っていました。

我が家の子は先生や友達とワイワイやりとりしながら進めるサピックスの授業形態がとても楽しく、3年間塾に行きたくないと1度も言ったことはありません。

またこの形態だと、授業である程度頭に入り、記憶に残りやすいようです。ただし話に夢中になってノートを取らないので、復習時にわからなくなることがありました。

 

〇出願校を選んだ理由、ポイント

4年のころはオンラインでできるだけ多くの学校の説明会に参加しました。ただ、「子どもに合う学校」という漠とした希望しか持っていませんでした。改先生に通学時間や進学実績などの希望を伝え、十数校ピックアップしていただいてます。

気になったところを更に直接訪問することで絞っていきました。さらにそこから「ここなら通わせたい」というところだけ子ども本人を連れて行ってます。子どもと一緒に行ったところは偏差値帯の上から相応まで幅広くしました。

最終的に子供がここが好きとなった6校のうち、実際に出願したのは3校でした。成績が低迷していたので、受けられる学校がないのではないかと落ち込んだ時もあります。

説明会などで実際に訪問しての「ここなら通わせたい」のポイントは、先生方が生徒の進学実績だけではない自慢を嬉しそうにすること(生徒たちを誇りに思っていることが感じられました)、壇上の先生方だけでなく、スタッフとしてお手伝いされている方々もにこやかで丁寧なこと、生徒たちの使う教室やトイレが清潔できれいであること、などでしょうか。

 

〇相談・サポートの感想、レビュー

ブログやtwitterのスペースを拝読拝聴して、データを用いた客観的で冷静な分析と解釈、中学受験に留まらない子どもの将来を見据えたアドバイス、落ち着いて安心できる雰囲気から、思い切ってご連絡しました。

初めは成績分析からお願いし、こちらが不安に思っている問題点をお伝えしたところ、サポートもしていただくことになりました。正直、難関校を狙えるような成績ではなかったので、サポートしていただくのにとても気が引けたのですが、大変快く応じてくださいました。

子どもはとにかく算数に難ありでした。まず問題文を読んで図や式にして整理することができなかったのですが、こちらは親が横に張り付いてクドクドいうより、先生から伝えてもらった方がはるかに素直に聞きました。

とはいえできるようになるのは入試直前までかかりましたが、本当に辛抱強くお付き合いいただきました。親だったら途中で発狂していたと思います。

また、計算問題、一行問題の徹底が足りていなかったのも、基礎トレ、模試のSA問題からの素材をいただき、解説も付けていただきながら回していきました。途中で弱音を吐いたり逃げ出したりしそうになっていることをお伝えすると、タイミングよくニンジンをぶら下げてくれもします。

最終的には「基礎トレと四科のまとめを全部仕上げた」という自信が、何よりのお守りになって受験校に向かうことができました。「仕上げる」とはどういうことなのか、塾の宿題をこなしているだけでは決してわからないことが伝わってたと思います。

先生とのコミュニケーションは、親とはLINE、子供とは動画という形態でした。子どもがわからない部分を私がLINEで伝えるのですが、子どもには、ただ「わからない」だけではなくもう少し具体的でないと先生に文章で伝えられないと言っていて、意図したわけではありませんが、こういった、文章で伝えなければならない形態が、子どもが問題文を理解して整理する一助になったかもしれないと思っています。もう少しこのコミュニケーションの形態をうまく利用すればよかったと思っています。

6年の10月の模試で子供が出した偏差値から最終的に10ほど上の学習院にご縁をいただけました。先生の伴走がなければこうはならなかったと思います。本当にありがとうございました。

 

Ⓢ Kさんのお母さんの体験記

〇改先生にご相談したきっかけ

最初のご連絡は、5年の初夏だったと思います。他に家庭教師の先生をお願いしていましたが、週に一回の訪問での指導スタイルだと、日々の疑問や不安が解消されず、悶々としていたときに改先生のブログを拝読し、一度ご意見をうかがってみたいと思い、困りごと、家庭の状況、子どものキャラクターなどをふまえて、方向性の相談をさせていただきました。

なんとか偏差値をあげて、上位校を目指すというより、子どもに合った学習の量と質、学校選びが我が家の方針でした。親が中学受験未経験のため、どのくらい負荷がかかるかの想像が難しく、受験でメンタルを壊してしまうこともとても心配しておりました。

その点をよく理解していただき、私自身が納得したご返答だったため、少しずつご指導いただくようになりました。

 

〇受験までのご指導

オンラインでのやり取りのみでしたが、とにかくお返事が早く、ありがちな「返事が来ない」「聞いたことに答えてもらえない」などのストレスは記憶にないです。

家庭内、塾、学校との関係性でうまくいかない話も聞いていただき、アドバイスをもらえたことで、大きな安心感が得られました。

また、ベテランの先生なので色々なタイプのお子さんやご家庭をご存知で、他人に言うには躊躇するような事柄も受け止めてもらえる、そんな人間的な器の大きさも我が家にとってはありがたいサポートでした。

学習面では、主に算数での伸び悩みが課題でしたが、「力はあります、〇〇くらいの偏差値をとっても驚かないですね」と忍耐強く声がけしていただき、どんな些細な質問にも答えていただけたのはありがたい限りで、6年の秋以降は徐々に数字として表れてきました。その他の教科についても、アドバイスいただけたのは心強かったです。

細かいご指導は、お子さんやご家庭ごとに変えているのではないかと勝手に想像しています。うちは学校のカラーテストまで質問することがありましたが、何を聞いても返ってくる説明のレベルはとても高く、シンプルに問題を解けるようにするというより、講義に近いため、親の私もとても勉強になりました。

が、6年になると、私は算数に関してはまったく分からず。それでも、分からないなりの気付きをお伝えすれば、丁寧に対応してくださいました。

 

〇志望校の選定

GW特訓が最初の志望校別の授業でした。その頃は“武蔵を受けたい”と言えるような成績ではなかったのですが、塾の先生からは気持ちがあるなら、目指してみてもよいのでは?と言っていただき、改先生にご相談すると「たとえGW特訓が無為になっても、大勢に大きな影響はない」という主旨の助言を受け、そこから武蔵を意識し始めました。

偏差値だけ見ていくと、とても目指せる数値ではなかったですが、長文を読むことや国語の記述が苦でない様子から、もしかすると問題との相性がよいかもしれないと感じ、日曜日の特訓が始まり、息子が学校別対策に、波はありながらも意欲的に取り組んでいたこと、模試でも少しずつ結果が出てきたことから本格的に目指すように。

算数も記述を重視する学校のため、国語が先に成長しましたが、書くという行為への集中力が生かされたのではないかと思います。

それでも改先生は終始冷静で、併願校を慎重に選ぶこと、受験は運要素も大きいこと、何よりも日々の積み重ねの大切さを強調されていました。

成績が伸び悩んでいた時は、併願も割と手堅い路線を示唆されていましたが、直前で、私が守りのスケジュールと迷っている、とご意見をうかがったときは、武蔵中心に組んでモチベーションを保つ方向性のアドバイスをいただきました。

改先生がそう言うのだから、もしかして勝算あり?くらいの気持ちでチャレンジ受験までたどりつき、運よく合格を頂いた感じです。

 

〇最後に

コントロールがきかない小学生男子、私も投げ出してしまいたい気持ちとの闘いでしたが、継続あるのみ、と繰り返される言葉に励まされながら、最後まで完走し、あくまで結果としての第一志望合格となりました。

改先生にご指導いただき、中学以降につながる受験生活ができたことに心から感謝しております。算数では、数学にどうつながるかや、武蔵の理科は独特なので、サイエンスライティングの導入のようなお話も、単なる中学受験を超えたものとなり、大きな教えを得たことに息子が自分で気が付く日が来るのを願うばかりです。

改先生は断片的な情報で、決めつけや否定はされない先生です。なので、偏差値だけで物事を判断せず、さらに親として考えるプロセスを尊重してくださったことへの感謝も付け加えさせていただきます。

あまりの知性と人徳に圧倒されますが、時にはユーモアもあり、とても楽しい先生です!どの学校の合格も心から喜んでくれたのはもちろん、衝撃的な不合格へのユーモラスなご対応も本当に嬉しかったですね。

 

Ⓢ Sさんのお母さんの体験記

〇中学受験の思い出

学校宿題以外に学習習慣がなかった我が子を日能研に入れ、最初は何を復習すべきかさえ全く分からない状態から伴走を開始、毎日母ノートを作成し一緒に学習したこと、少しずつ塾での学習が楽しくなり、結果小学校でも自信をもって色々なことにチャレンジできるようになったこと、成績低迷した時期に改先生に指導をお願いし、少しずつ立て直しができたこと、本人の強い意志で受験校を決め、見事全ての学校から合格を頂けたこと、全てが本人の経験・自信につながったと思います。

親としても、既に思春期を迎えつつある娘とここまで一緒の目標に向かっていけたことは何よりの思い出になると思っています。

 

〇こうしておけば良かったと思うこと

結果オーライだったので、少々遠回りでしたが全て本人には必要な事だったと受け止めています。親としては志望校別の日特に偏差値小数点以下の差で入れなかったのは後悔しています。偏差値にシビアになるように6年最初の段階から本人に伝えておくべきでした。

 

〇予想外や想像以上だったこと

「1月入ってからも伸びる」と良く聞きますが、後1か月での学力なんてたいして伸びないだろうと半信半疑でした。

しかし、1月受験に向けてスパートをかけた時期、1月結果を踏まえて2月受験は吉祥女子と浦和明の星のみと本人が決めたこと、2/1吉祥女子不合格が分かってからのメンタル立て直し→2/2再受験からの合格、2/4明の星再チャレンジまでの本人の精神的な成長は目を見張るものがありました。

学力というよりは試験に対峙する精神面で大きく成長したと思います。今はすっかりただの小学6年生になっていますが、ここまで中学受験は子どもを成長させてくれるのかと感動しました。結果のことは置いておいても、それだけで中学受験させた価値があると感じました。

 

〇やってみて良かった、役に立ったこと

志望校別の日特に入れなかったので、とにかく志望校対策に困りました。過去問の分析、改先生に作成して頂いた志望校別のプリントをひたすらやりこんだことが結果につながったと感じています。

 

〇特に困難だった時期とその乗り越え方

4年・5年と少しずつ積み上げてきた成績が6年前期でガクッと落ちたこと。このままでは当初検討していた第一志望校が受けられなくなるのではと焦りました。その時期に藁をもつかむ思いで改先生に相談、冷静にかつ温かく成績を分析して頂き、今やるべき事を整理して頂けたのは大きかったです。

その時期は何の学習をさせれば成績が上がるかが全くつかめなくなっていたので、ひたすら改先生に作成頂いた模試の解きなおし動画視聴→解きなおし、少し前のテスト解きなおしプリントをやる。というサイクルで穴がなくなり、更に夏期講習+改先生プリントで全範囲の復習ができたことが秋からの成績挽回に繋がりました。

 

〇塾の良かったところ、良くなかったところ

当たり前ですが、塾の誰もが中学受験をするので、この時期はこれくらい勉強をしていないとヤバいなどペースメーカー的に受け止めていました。また様々な学校に対する情報や定期的なテスト・模試で成績を確認できるのが良かったです。また娘は塾に通うのがとても楽しかったようで、受験に対するモチベーションの維持にもなったと思います。

個人に対してはあまり面倒見が良くなかった印象です。成績分析シート的なものは出してくれますが、苦手を克服するために具体的に何をするべきかなどは対応してくれませんでした。我が家はマイニチノウケンが活用しきれなかったのかもしれません。

中学受験に参加できるようにまで子供を仕上げるのが集団塾、志望校や個人の不得意科目への対策は塾では対応できなかった印象です。

 

〇出願校を選んだ理由 ポイント

本人の希望が自由で明るい女子校、できれば制服にパンツがある。だったので、4年後半から5年でその条件を満たしそうな学校のオンライン説明会にひたすら参加しました。大体親だけが真剣に視聴して本人は横で勉強したり遊びながらその学校の雰囲気だけ見ているような感じでした。

それでも感じるものがあったようで、説明会後ボソッと「ここはなし、あそこは学校に行ってみたい」など意見をしてくれたので、そこから相談しながら絞って、6年になってから実際の説明会や見学会に参加して受験校を大体決めました。

6年前期にかなり成績が落ちたこともあり、実際訪問した学校は進学校より偏差値20近く差がある学校まで幅広く参加しました。本番では結局出願しなかった学校も多かったですが、どこへ進学が決まっても素晴らしい学校ばかりだと思って受験期を迎えることができたのは良かったと思います。


〇相談・サポートの感想、レビュー

6年前期に成績がガクッと落ちたとき、流石にもう親のフォローだけでは無理、プロの手を借りないとここから先へは進めないと感じました。個別指導なども検討しましたが、相性の良い先生探しなどを考えるともう間に合わないと思いました。

また、今私たち親子に必要なのは経験値頼りの指導ではなくデータに基づいた本人の得意/苦手分野と志望校の頻出分野のすり合わせ、後半年ちょっとで志望校を受験できるレベルまで確実に持っていける学習計画の作成だと考えました。

改先生のブログは通塾開始した頃から良く参考にさせて頂いていたので、まずは成績分析だけでもしていただこうと勇気を出して分析をお願いしたのがきっかけです。改先生の分析内容は冷静で的確、アドバイスも具体的で当初考えていたよりかなりボリューム多く志望校対策、国語や社会・理科まで頼らせていただきました。

なにより良かったのがラインで質問すると遅くとも翌日にはお返事を頂けることでした。日能研は土日にテストを受けると月曜には結果が出るので、すぐに改先生の動画を視聴しながら解きなおしができ、再び週末のテストに備えるサイクルが作れたのはとても良かったです。

上の項目にも書きましたが、受験直前期は改先生の志望校対策プリントと教材、過去問見直しのみをひたすらやりこみました。この追い込みがなければ合格はできなかったと思います。

また、受験終了後も今後の学びについてフォローを頂けたり、しょうもない母の愚痴にまで優しくご対応くださり、感謝しかありません。本当に感謝しています。ありがとうございました。

 

Ⓐ Kさんのお母さんの体験記

○こうしておけば良かったと思うこと

家庭学習ではできている?のに算数で点が取れず、ずっと悩んでおりましたが、SAPIXは理科をはじめ他教科も結構なボリュームがあり、算数に時間をあまり割くことが出来ないままでした。

テストではミスも多く、点が取れない理由も分からず、ずっと50前後、たまに良い時に55前後、という状態でした。やはり入試では算数が第1だと思うので、もっと徹底して時間を割けば良かったです。

演習不足だったので、前の問題を繰り返す、類題をもっと解く、などの地道な努力が必要だと思いました。

また、本来親が丸付けをした方が弱点なども分かるのだと思いますが、私はとても余裕がなく、本人に任せてしまっておりました。

第1志望はやや捻った問題も出す学校だったので、取れるものを確実に取る、という方法で合格者平均に届くよう頑張っていましたが、その捻った問題も解ける、ワンランク上の人が合格しているのだなと痛感しました。娘にはその域に達するのはやはり難しかったかもしれません。

ただもっと早い段階からやり方を変えていたら、ひょっとしたら可能性があったのかもと思うと、やはり親の認識が甘かったと反省しています。

 

○塾の良かったところ、良くなかったところ

偏差値50前半程度の志望校であれば、授業をしっかりこなしていけば十分な力をつけてくれました。

しかし何も知らない状態で、親のフォローもままならない中、次々に出される教材の量、テキストやプリントの種類の把握と整理、やるべきことの組み立てを頭の中でするだけでも大変でした。この膨大な量が本当に必要だったのか、今振り返ると分かりません。

特にボリュームゾーンの我が家ではこなすだけで精一杯で、スピード感について行けていなかったと思います。本当に、「こなすこと」だけに必死になっている状態でした。

マイペースな娘なので、もっとじっくり落ち着いてやってくれるところがあれば(あれば、の話ですが…)やるべきことを考え、絞ってできたのかもしれません。

SAPIXでは、苦手分野の克服をどうしたら良いのか相談しても納得した解答が得られない時もあり、ネットで調べ、よさそうな教材を取り寄せ、試行錯誤してばかりいました。

基本は家庭(親)に任されているので、何をすべきか、取捨選択など、親がしっかり見て判断していかないと難しく、正直我が家のキャパにはフィットしていなかったと思います。

 

○相談・サポートの感想、レビュー

ご相談させていただいたのは6年生の春だったと思いますが、最初に、5年生以降のテストからSA問題をピックアップしていただき、目から鱗でした。

苦手な部分も漠然としていたのですが、詳細な分析もいただき、5年生の時のテストなのに今もやはり解けない、という事実に衝撃を受けました。解けるようになるまでやることで、本人の理解が深まった気がします。

その後はLINEでたまにご相談させていただくという感じでしたが、いつも丁寧で誠実な印象があり、先生のお人柄も伝わって参りました。

最初、本当にそんなことをしてくださる方がいるのだろうか、信じて大丈夫だろうかなどと不安もあったのですが、ここまでしていただき、本当に感謝しております。もっと早くご相談させていただけば良かったです。ありがとうございました。

 

Ⓐ Rさんのお父さんの体験記

改さん

サービスを利用させていただきありがとうございました。6年での立ち位置を経時的に確認できたので、私たち親子にとっては大変有用なものでした。

苦労したことはIT依存です。夏休み前まではα1(サピ70前後、男子50位前後)だったと思いますが、夏から入試問題が増えてきて算数理科で対応できず嫌になり、α2(サピ67前後、男子250位前後)に落ちてやる気無くす+反抗期+夏休み明けの修学旅行でぬるい環境につかるで10月はIT依存になり家では勉強しなくなりました。

12月前半の合判SO62、男子600位まで落ち、さすがに危機感を感じたのか少しは家でもするようになりましたが、IT>>勉強は1/31まで変わらずでした。それでもおそらくなんとかサピ68、150位前後までには回復したのかと。

やれそうな時にやれるだけやってもらう、ウサギとカメのウサギを目指す。いつやる気なくなるかわからないし、さすがに最後1ヶ月は勉強集中する、最後は苦手を潰せることに取り組める、なんてのは幻想かもしれないよ、と伝えたいです。

過去問の結果、および学校別SOをみて、鉄板と思えた学校は、毎回合格者平均を超える(=毎回80パーを余裕でこえる)くらいの学校しかないんだ、と実感しました。うちでいえば栄東東大特待くらいでした。

最難関四校については、過去問、学校別SO、ともに、うちは 渋幕(○)>開成(◎)>聖光(○)>筑駒(●)の順の相性でしたが、渋幕でも毎回合格最低点〜合格者平均点の間でした。実際渋幕はミスもありギリギリだったように思います。開成は社会1強のうちにとって、算数理科が難しくなかったのは幸運でした。

つまり、その学校に行けるかどうかわかるのは、どんなに早くても秋なんだなと、それまでの結果はその指標にならない、定点観測で箸にも棒にもひっかからないことはないことを観測できるのみだなと、改さんも言われていたと思いますが実感しました。

あとはSS開成の席次でしょうか。通っていた校舎は今年はレベルが高かったと推測しているのですが、開成1鉄板男子が5〜10人いて、その人たちがそのまま筑駒行き、開成2までの15〜20人が開成、そんな感じと推測しています。

開成1鉄板男子たちは、毎回SS開成の点は我が子と20点は離れていましたので(一応うちの子もほとんど合格者最低点はあったようです)、筑駒以外の学校の過去問、学校別SOは余裕で合格者平均点超え、80パー越えだったのではないかと推測しています。

それでも何とか合格できました。塾での努力を褒めたいと思っています。重ね重ね、サービスを利用させていただきありがとうございました。