偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

成績分析や個別サポートと、2021年受験組の方の体験談

昨年は休校や塾の休講を受けてオンライン講座を開設したりしましたが、その中でも成績分析が好評だったので、今年も受け付けをします。対象は新6年生(2022年受験組)のみとさせて頂きます。

成績データ分析

何度か記事で触れていますが、テストは短期の学習目標であると同時に、出来ない箇所を見つける検査でもあるので、テストを受けてからの解き直しや、結果を反映させた学習プランなどがとても大事です。テスト結果や資料の分析、学習プランの立て方などに不安がある方には参考になるかも知れません。

→ご相談・成績分析お申し込み受付

 

昨年分析を受けた方にアンケートをお願いしたところ、回答数は11件で、適正だと思う価格は1,000円〜30,000円まで開きがありました(1件はその他を選択→金額無回答)。

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価値の感じ方は人それぞれということで、分析も初回は無料、2回目以降は10,000円という形にしておきます。 

 

個別のサポートについて

また、内緒というわけでもなかったのですが、ブログ経由で個別サポートを受けた方からは「最初の一歩のハードルが高かった」「もっと早く勇気を出していれば良かった」といった声を頂くので、相談や分析お申し込みの際、希望された方には個別対応についてもご説明します。

対応できる人数に限りがあるので、お気遣いでのお申し込みなどは一切不要です。また、いくつか形がありますが、直接訪問はしない形でのサポートで、保護者の方が全くフォロー出来ない家庭にはあまり向きませんので、予めご了承ください。

 

2021年受験組の方の体験記

以下に、2021年受験組の保護者の方と受験生ご本人の体験記を掲載していきます。家族で中学受験を乗り越えた先輩のエピソードとしてお読みください。

 

Aさんの体験記

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Yさんのお母さんの体験記

娘が桜蔭を受験したいと言い出したのは4年生の冬でした。大手進学塾の提携塾に通っていたものの、東京へは飛行機で行かなければならないような地方に住んでいた私たちにとって、移住と桜蔭の受験など簡単に決断できることではありませんでした。

周りには首都圏の受験事情に詳しい人もいませんし、お世話になった塾の先生に相談することもためらいました。そんな時、改先生のブログを知り、不安や疑問点、移住のタイミングなどを思い切って相談させて頂いたところ、とても丁寧に親身になってアドバイスをくださいました。

改先生に的確な助言をいただいたおかげで、私たちも覚悟が決まり、受験本番の1年前には無事関東に移住することが出来ました。直営校に入塾し、これからという時、緊急事態宣言による一斉休校に入り小学校にも塾にも馴染めない辛い時期が続きました。

コロナ禍では親子ともに不安とストレスに晒され、得意だった算数の成績まで下がってしまい、学習面でも改先生のサポートを受けることになりました。わかりやすい解説と温かい励ましのお言葉が娘の心に響き、何とか苦手を克服することができました。

緊急事態宣言が明けると同時に、娘の目指す志望校に合った内容の授業が受けられるよう、お茶の水校舎に移りました。電車や車で片道1時間~1時間半かけて一緒に通い、講習会時は送迎のため2往復する生活をつづけ、受験本番を迎えました。

年間を通して桜蔭コースに在籍し十分な対策をして臨めたこともあり、第一志望の桜蔭をはじめ、渋幕、市川(特待)の合格を頂くことが出来ました。

今振り返ると、4年生までは複数の習い事と塾の勉強を両立し、5年生では全ての習い事をきっぱり辞め、塾の勉強に専念し、どんなに辛くても時間を捻出し計画的に予習復習をこなしました。親から見ても娘は本当によく頑張りました。

私たち両親は娘が勉強に専念できる環境づくりと健康維持を最優先に夫婦で協力しサポートに努めました。そうは言っても、夫婦間、親子間で大喧嘩することも、忙しさゆえ十分なサポートが出来ず、悩む事も多々ありました。

そんな時、塾以外に本音で相談できる改先生の存在はとても大きく、心の支えとなりました。そして合格を一緒に喜んで下さった改先生に、改めて家族一同心より感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 

Sさんのお母さんの体験記

■改先生への相談・サポートの感想・レビュー

改先生には、6年夏にはじめて相談し、その後、成績が秋から成績が伸び悩み、指導をお願いすることになりました。

お願いしよう思った理由は、色々な中学受験関係のブログを検索している中で、改先生は、内容がとても客観的で落ち着いた文章だと思ったからです。我が家は初めての受験で情報もなく、母親は子どもに対して感情や主観が強いと思っていたので、経験豊富でデータ分析をしている改先生のブログは自分の感覚でとらえていたことが数値化されていたり、とても参考になっていました。

実際に分析や指導をお願いしてみて、淡々と落ち着いて話してくださる先生のご指導は、子どもにとって受け入れやすく素直に聞ける内容でした。親子でケンカしながら話し合う無駄な時間もなくなり、少しずつつまずいていたところが解決し、力がついていきました。そして何度もやり取りを重ね、前日ギリギリまで伸びていたと思います。

また、オンライン指導は、わからない問題を1問ずつ答えてもらえ、子どもが困ったときにすぐに解決できるので、わからないことが後回しにならず、集中力がたもてました。親も、塾の先生以外の意見が聞けたこと、本番当日までのスケジュールやメンタルの保ち方などの相談にのっていただき、本当に心強かったです。

特に合格の決め手となったのは、1月の押さえ校もしっかり対策をしたほうが良いとアドバイスをいただき、真剣にのぞんだ結果、東大コースに合格できたことだったと思います。そこから2月校の勉強に集中でき、強気で挑めました。そしてその結果、あこがれの志望校にも合格できました。

改先生にはお世話になり合格まで導いていただき本当に感謝しています。ありがとうございました。

■これから受験する方へのメッセージ

子どもは合格を信じて一生懸命勉強します。塾の先生方は御三家を受けてほしいし、落ちそうだとは言いません。どうか親は冷静に情報を集め、分析し、1つでも多く子どもに合う学校を探してあげてほしいです。

うちは子どもの強い希望でチャレンジし合格をもらえましたが、もう少し早くから、しっかり分析してあげていたら良かったと反省しています。塾とは別の教育相談や分析を考えるときは早めに思い切ってされることをお勧めします。

 

Tさんのお母さんの体験記

■こうしておけばよかったと思うこと

体力が必要だった。もともと非常に小柄だったのもあり、塾から帰ってくると疲れていて、その日やったことの復習をする、という習慣が付けられなかった。算数だけ、ほんの少しでも復習ができるとよかったが、とにかく早く寝かせたかった。

本人に任せすぎていた。「宿題はやった」の意味が、ただ解いた、ということだと6年生のはじめに分かった。いつも、算数の先生に「理解はしているけれど定着していない」と指摘いただいていたが、先生の鮮やかな解説を聞いて分かったつもりになっていただけで、実際に自分で解けるようにしていなかった。親がきちんと確認・対策をするべきだった。

親が一度解きなおせば理解していると考えてしまっていた。これは6年の途中まで。GWあたりに取り組んだ算数の4科のまとめは解きっぱなしだった。後半にやったように、何度も取り組んで自分のものにしておけばだいぶ違っていたのではと思う。

過去問の最新年度を併願校は特に12月に終わらせるべきだった。1月に入って新たな過去問を試験形式でやって、思った結果が出ないと不安。

市川は、本番の受験が校舎で行われないので、5年生のうちに必ず一度本人が行っておいたほうがよい。1月校までは回る時間がないかもしれないが、最後の最後、市川と城北/本郷の選択になった場合、市川を選ぶと息子と決めていたが現実問題通いきれるのか不安が残った。

■あまり必要なかったこと

必須のことすらできていない状況だったので、必要なかったことはあまりない。ただ、4~5年時、組分けの前に、それなりの時間をつかって理科や社会をやらせていたが、今考えれば4年はとにかく算数、算数でよかった。

姉の時に一度塾主催の合宿に参加したが、生活リズムを乱す悪影響の方が大きく不要と判断、息子の時はいっさい参加せず。

■予想外や想像以上だったこと

6年生になっても、条件の読み違い、勘違い、計算間違い等々で、出来るはずの問題をボロボロと落としていたこと。それもあって特に算数で成績のムラやばらつきが想像以上に大きかった。男子だからなのか、生まれ月の問題もあるかもしれない。演習を徹底することで改善してはきたが、最後まで悩まされた。

「麻布は問題に慣れるまで数カ月かかる」それまでに過去問をほぼやってしまうので、過去問で合格に近づいているのかどうかの感触を得ることができない。理社の先生は記述に点をつけることはなさらなかった。

「男子は最後まで成績デコボコ、そして御三家は運の要素が大きい」覚悟してはいたが、想像以上だった。1月14日の最後の学校別週テストは13人中11位。姉の時の数倍心配と疲れがあった。

「試験は水もの」これも想像以上だった。栄東は難関校止まり、海城②は過去問の相性もよく模試の合格可能性も80%がほとんどだったが、落とした。麻布合格も運の要素が大きいと感じている。

■やってみてよかった、役に立ったこと

まずは勇気を出して改先生にご相談したこと。私自身、それまで偏差値を見て一喜一憂するだけだったのが、個々の問題レベルまでブレイクダウンして、できない問題をつぶしていこうというマインドセットに変わった。

算数は6年の途中から、問題群を決め完璧にマスターするまで何度も回す、という方法で算数を強化した。基本的な手法だと思うが、我が家では徹底できていなかった。

9月に算数の夏期講習テキスト、10月の合不合までに演習問題集の●問題、麻布の速さ問題、追い込み期には麻布の過去問。間違った問題を問題集からコピーし、1問ずつ、ルーズリーフの表に問題、裏に答えをはり、自分だけの問題集を作ったところ、隙間時間に取り組めてよかった。追い込みでは、麻布の算数過去問も10年分、同じようにすべて自力で解けるようにした。

改先生の勧めでおこなった一連の演習/自習。麻布の速さ問題の対策。先生にこれまでに受けた模試などから15問ほどピックアップしていただき、解く➞わからない/間違った問題は解説いただく➞自力で解く➞数日してまた自力で解く。をくりかえした。

12月から、理社の定着(コアプラスを利用)をプログラムに入れた。「最強の社会」「最強の理科」。記述の多い学校にはお勧め。

1月、算数について、自塾の計算に加えて、基礎トレーニングの1行問題をおこなった。6枚1セット。知識の確認と、出し入れをポンポンできるようにするため。

市川の試験直前に、理社だけは多めに過去問をこなした。受けない第2回の直近2~3年分。理社の配点が高い市川では安心材料となった。

受験期に親のやることとしては、徹底したシミュレーションと細かい行動計画をたてたこと。1月校をふくめ、すべての学校について合/不合双方を想定して、次のアクションを考えた。不合格のシミュレーションをするのは心理的負担が大きいが、備えれば備えるほどつらい結果というものは遠ざかるはずだと言い聞かせて、シミュレーションにより不合格を疑似体験した。
1日~4日については献立も予定して買い物を済ませておいた。おでん、シチューなど、温かく消化もよさそうなメニューにした。

■特に困難だった時期と、その乗り越え方

6年生の4月から6月。コロナで塾が休校になってしまった時。ペースメーカーでありモチベーションでもあった塾がなくなると、受験に向かう気持ちを支える手立てがなく、本人も親もやる気を喪失。受験自体もうやめてしまおうか、と考えることもあった。塾の再開後、成績が下がってしまったことをしっかり受け止めて、夏期講習期間を活用してなんとか復調することができた。

■相談、サポートの感想、レビュー

コロナ禍によるお休み期間の成績低迷を乗り越え、なんとか麻布の学校別コースにも合格できた9月。模試もはじまり過去問も徐々にスタートしよう、というタイミングになってもなお、算数でミスや穴が目立つ状態に悩み、思い切って改先生にご相談しました。

数日後に非常に詳細な分析をお送りいただき、驚きとともに、なるほど親の方が1問1問という粒度でアプローチすればよいのかと目から鱗でした。基本の徹底は塾からも言われるし、いろいろな本にも書いてありますが、なかなか徹底はできないもの、と思い込んでいました。

親自身が問題を自分で解けず難易度もわからない状態だと、成績はブラックボックスに近く、成績上下動の理由がわからないまま、偏差値を見て一喜一憂することになります。私にとっては算理の問題がそうでした。

でも、自分で解けなくても、どこで躓いているのかは解答に至る道筋を見ればある程度わかる、ということを改先生のブログで教えていただいて間違った問題をみていったところ、息子の場合は、穴もさることながら、条件の勘違い、転記間違いなどのミスも多発していることが見て取れました。

その後、塾から宿題としていただいていた問題群につき、自分で完全にできるようになるまでやることを徹底したことで、算数の成績が少しずつ安定していったように思います。改先生のサポートは、対面ではないので息子は当初、少しとまどっていましたが、お送りいただいた解説動画などを拝見し、そのわかりやすさに驚き、徐々に頼りにするようになりました。学校や塾から帰るなり、「改先生から何か来ていない?」と聞かれることもよくありました。

塾の先生からも算数の定着が悪い、というお話は面談などでしばしば伺っていました。ただ、私の聞き方が悪かったのか、実際何を、どのレベルまでやりきるべきか、というアクションまでは明確にできておらず、今のやり方で大丈夫なのだろうかとモヤモヤしていました。

ですので、改先生に方向性を示していただいてなんとなくの道すじが描けたことは非常な安心につながりました。12月には、麻布で必須の速さの問題をまとめて演習、解けなかった問題につき、解説していただき、自分で解く、というサイクルを何度か回し、自信をつけることができました。

そういった実体面もさることながら、実は私のメンタル面でもっともありがたかったサポートは、テスト結果に動揺したときに気軽にLineでご相談させていただけたことです。

9月以降は模試なども多く、一つ一つのテストで一喜一憂しても仕方がないと頭では分かってはおり、実際に塾に相談するほどのことでもないのですが、親はやはりアップダウンします。先に改先生にご報告し、冷静かつ前向きなメッセージをいただくことで子供と話す前に感情を和らげることができたのは親子ともに良かったと思います。

男子は成績に波がある、ということは話には聞いていたものの、これほどまでか――と、伴走する側は最後まで気が気ではありませんでした。そのようななか、実力はあるのだから大丈夫、と言っていただけたことで気持ちを立て直すことができました。

また、直前期に学習プログラム案を見ていただき、優先順位の整理や、メニュー追加のアドバイスをしていただいたことは非常な安心材料となりました。1月途中からは学校をお休みすると決めたものの(上の子のときはずっと学校に行っていたということもあり)、家で直前期を過ごすときにどのようなプログラムを組み立てればよいのか明確になっていない状況でした。

なんでも詰め込みたくなりましたが、これはこういう理由で優先順位を下げてOK、だがこちらは追加したほうがよいと具体的にアドバイスをいただきました。算数の基礎トレなど追加いただいたメニューは、なかなか自分では気づかないもので、大変役立ったと感じています。

調子のよい時には十分に合格できる力を持ってからがスタートで、1月に大事なことはその力を本番で発揮するためにどう整えていくべきか、というメッセージも印象にのこっています。

塾の先生の校門前での応援などがなかった今年、受験日の朝、それぞれの学校ごとに気を付けるべきことをメッセージにしてお送りいただいたことも、試験に向かう不安が和らげ、マインドセットを整える効果があったと思います。最後まで薄氷を踏む入試でしたが、改先生のおかげでなんとか運を引き寄せられたのではと思います。本当にほんとうに、ありがとうございました!