偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

中学受験勉強法

6年生の夏休み前までに取り組んでおきたい基礎固め

この時期の成績分析の際には、知識系の積み上げと5年の総復習をおすすめすることが増えます。集団塾はひと通りのことに触れる場所として有効な反面、個々の理解度や習熟度に関わらず次に進むことで、穴が空いたままになりやすいリスクもあります。この穴を埋…

算数無料講座内での入試問題解説

以前開設した算数無料講座ページで、自塾での過去問提出が終了し、質問も難しい方向けに解説を入れることにしました(以前の講座内容は削除済)。リクエストをいただいた過去問に、可能な範囲で解説を追加していきます。また、2回目以降の受験機会がある学校…

夏に向けて、算数の仕上げ取り組み例など

この時期、6年生の成績分析やご相談で特に増える、夏に向けた基礎固めや志望校についてお話することをざっくりまとめました。個々の状況によってやるべき内容や量は異なりますが、目標を決めてガッチリ固めることはどのゾーンでも大事なので、無理のない範囲…

新6年生が夏までの4ヶ月でやっておくと良いこと

終業式や卒業式を終え、春休み期間に入りますね。夏休みを総復習、秋からを入試演習というイメージで捉え、ここから夏休みまでの約4ヶ月を入試に必要なことを固める準備期間に充てると良いので、その流れをざっと書いておきます。 春休みとGWは穴埋めの好機 …

夏休みの過ごし方

夏期講習中の過ごし方や、夏休みに取り組むことの絞り込みなどについての記事です。

出来るようになりたいことは、その練習時間を確保する

残り100日期間に入りましたね。今年は都内でも半分近い区の終業式が8月7日で、11週間前の8月9日は短い夏休みの最初の日曜日でした。そして、11週間後の日曜日、1月10日は栄東や開智、大宮開成などの入試日です。 やることは山盛りですが、特にこれからの1ヶ…

夏の間の弱点克服、算数の強化などについて

ご相談などの中で、割と頻出だったのが算数の夏休みの強化や穴埋めについてだったので、基本的な流れを書いておきます。テスト名は四谷のものを使っていますが、他塾でも同じなので、毎週のテストと模試などの全体テストで読み替えてください。 対象問題の抽…

オンラインテストの変更点と使い方

新規申し込み受付を終了しました。なにか別の形で講座開設の際にはブログ内で告知します。なお、講座は閉鎖しないので登録済みの方はそのままお使いいただけます。(2020.7.15) 先日開設したオンラインテスト講座の内容や形式を、ご要望によって幾つか変更し…

中学受験生向けオンラインテスト講座開設のお知らせ

新規申し込み受付を終了しました。なにか別の形で講座開設の際にはブログ内で告知します。なお、講座は閉鎖しないので登録済みの方はそのままお使いいただけます。(2020.7.15) 小学校や塾の休校措置など、落ち着かない状況になっていますね。先日募集した受…

中学受験生向け算数無料講座のお知らせ

新規申し込み受付を終了しました。なにか別の形で講座開設の際にはブログ内で告知します。なお、講座は閉鎖しないので登録済みの方はそのままお使いいただけます。(2020.7.15) 3月2日〜15日の2週間、新6年生向けの中学受験算数の無料講座を実施します。自塾…

夏休みを活かす受験までの学習について

夏休みに入って一週間が過ぎましたね。講習に宿題に、基礎のまとめとテストのやり直し。子供も親も、どこが休み!って感じでしょうか。 6年生の方は、あと半年で子供と一緒に闘える時間が終わってしまいます。1月10日までは167日、2月1日まで189日。受験が終…

国語の得点力の強化

以前、国語の地力の向上の記事を書きましたが、夏から秋にかけて今度は得点力を上げていく段階になります。地力さえ付いていれば、秋から冬あたりでも間に合う可能性は高いのですが、子供も親もそれなりの成果が欲しくなるのと、得点力の強化に必要な論理性…

算数の応用とか、伸び悩みなどについて

A型ママさんのブログで、投稿したコメントを記事にして頂きました。 嬉しい中に、ちょっと緊張も感じるような。このコメントに書いたことの補足というか、算数の応用や、試行錯誤することの捉え方などについて書いてみます。前段はA型ママさんのブログでご覧…

合不合の正答率別得点と偏差値

四谷大塚の第2回合不合テストまで、あと2週間ほどになりました。受ける方はここでしっかり得点して、夏への弾みをつけたいですね。 合不合が問題集より有用なのは、そこそこ緊張感のある中で問題を解いて、正答率と偏差値が出るところ。特に第3回〜第4回まで…

算数の基礎の基礎:覚えておくべき数字

初見で難関校レベルの問題に抵抗するには数学的な思考力もあった方が良いですが、難問はみんな解けないので、合格点だけを考えればパターンと計算力で解ける問題だけで届きます。だからこそ、SAPIXや四谷の志望校別でも大量に演習するわけですが、この演習以…

漢字・計算・典型題・用語知識系の周回学習方法

国語では漢字、算数では計算や正答率の高い典型題で確実に得点することは、合格ラインを突破するために欠かせない要素で、これらの基礎力アップには反復が重要なことはよく知られています。 この力をつけるために、前日間違った問題を先にやる、2回正解した…

地力の向上(3-2)社会と理科(生物地学)

先の記事で書いたように、記憶は入れ方、出し方の工夫で訓練することが出来ます。入試の時に正確に使えるかどうかは、11月〜1月の最後の3ヶ月の比重が最も大きいので、算国が志望校の偏差値レベルに届いていない場合は、社会と理科(生物地学)は夏までは週…

地力の向上(2)算数と理科(物理化学)

算数と物理化学で、複雑な問題でも素早く脳内や手元で試行錯誤を進め、最適な解法を見つけられるようになるには、演習量がモノを言います。また、基本計算など、正答率が高い問題でミスをしない習慣づけも大切です。数列やまとめ方など、数字に対する感性を…

地力の向上(1)国語

国語の入試問題の記述量と難易度の違い 合不合などの模試や、偏差値50台前半までの学校の問題は、最低限の語彙力とテクニックがあれば、それなりに正解できます。これに対し、難関校の国語は、問題文の文字数も多い上に、本文の抜き出しではない記述が必要に…

6年の夏休みまでにやっておきたいこと

学習能力を地力・暗記・テクニックの3つに分けて考えると、基本的には5年生〜6年生の夏前までは暗記とテクニックよりも、地力の向上に力を入れて指導します。特に6年生の場合、夏は講習や合宿と基礎の総ざらえで忙しく、秋以降は志望校に合わせた対策に時間…

国語の成績を上げる方法

ポイントは3つ。まず、基礎となる漢字、語彙力を上げること。本来は大量の読書と辞書引きで養うのが一番良いですが、受験には頻出漢字がありますので、これを詰めるにはテキストを活用するのが手っ取り早いです。四谷の場合なら「漢字とことば」を毎日10ペー…

偏差値を上げるための基本

6年後半の合不合で、正答率別に全問正解の得点と偏差値、範囲や難易度の相関性を見ると大体以下のようになります。正答率は算数ベースですが、他教科でも傾向は概ね同じです。 正答率と偏差値と難易度の関係 5年の範囲は解法を覚えて使えば解ける問題で、正…