国語では漢字、算数では計算や正答率の高い典型題で確実に得点することは、合格ラインを突破するために欠かせない要素で、これらの基礎力アップには反復が重要なことはよく知られています。
この力をつけるために、前日間違った問題を先にやる、2回正解したら外す、という形で周回していく方法を使います。
週テストや四科のまとめなどで間違った問題に印をつけて抽出し、後から2周、3周と間違った問題に絞って取り組む方法は多くの方が実践されていると思いますが、この方法のポイントは間違った問題があるうちは次に進まず、すぐに復習すること。特に漢字や用語、算数や物理の典型題には良く効くので、試してみてください。
1回分は算数の典型題なら7〜10問、計算なら10〜15問、漢字や用語なら20〜30個など、15分〜20分程度で終わる量を目安にします。今回は算数10問を例に書きます。
まず、1回目は採点して正解と不正解に分け、不正解問題は答えを数回読んだり、書き取りをしたり、典型題の場合はポイントを解説したりします。
翌日、2回目は不正解の問題を先にやります。正解した問題は後半。ここで2回連続正解した問題(1,2,3,4,7,8)は外してゴールドボックス行き。
3回目以降は2回不正解した問題、1回不正解、前回正解、新規の順で取り組みます。ここで2回正解した問題(6,10)は、シルバーボックス行き。
4回目も同様の順で周回していきます。ここからの2回正解分は、間違ったことのある問題(5,9)はシルバーボックス、初出から連続正解(13,14,15)はゴールドボックスへ。
ゴールドボックスとシルバーボックスは、問題が100問貯まるごとにテストします。
ゴールドで正解した問題はプラチナ入りで、プラチナが100個貯まるごとに報酬ゲット。シルバーで正解したらゴールドに入ります。不正解の場合は周回に戻し、2回正解したらシルバーに入る、の繰り返しです。
塾や講習で忙しい場合、弱点克服や地力向上のための時間が取りにくい時期もありますが、この方法で漢字、計算、典型題で合計1時間程度は継続していくことをおすすめします。全ての問題がプラチナ入りするまで、一冊の問題集を徹底して回しましょう。