塾別偏差値比較の2023年度受験用(女子)、抽出元は以下の通りです。
S=志望校判定SO2回(灰文字は2022結果偏差値)
Y=合不合1回
N=日能研R4 2022年7月
市=市進 2022年4月
都=首都圏模試 2022年7月
数値の背景色は、赤系が63以上=上1割、黄系が55以上=上3分の1、緑系が45以上=中3分の1で、灰色は数値が出ていないものです。
なお、今回は受験科目も入れてあり、主な内容は以下の通りです。
四科:国語・算数・理科・社会の四科入試(219)
選択:四科のほか、二科や三科での受験も可能(184)
算国:国語と算数の二科入試(152)
適性:主に公立校での適性検査と、それに対応する私立の適性検査型入試(41)
算数:算数一科入試(21)
二科:算国のほか、算理などの組み合わせの二科受験も可能(25)
2022.8.14更新:山手学院Bの日程・和洋国府台の別学・偏差値順の並び修正
日程順
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偏差値順
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塾による偏差値分布の例
こちらでは、2回入試で熱望も多い女子4校で比較しています。学習院女子Aを基準にして各校の分布を見ていきます。
SAPIXでは2回目の学習院女子B>頌栄女子2>香蘭女学校2>東洋英和Bの順で並び、1回目も同様で、全体の分布もちょうど真ん中あたりの46〜54と、最も広くなっています。1回目と2回目の差は3〜5ポイントで、これは1回目80%でも2回目に回ると2〜50%になるくらいですから、厳しい印象になりますね。
四谷大塚では上位1〜2割の58〜62と狭い分布になり、頌栄女子1,2が香蘭女学校2と並んで最も難しい評価になり、頌栄女子は1回目で80%なら2回目も80%。他校は2〜4ポイント差になっています。
日能研も分布はほぼ同じですが、頌栄女子が上に抜け、東洋英和は1回目でも2回目でも同じ難度ということになります。
市進では少し上の60〜65、上位約7〜15%の分布になり、各校の偏差値は2ポイントで揃っています。
首都圏模試ではぎゅっと詰まって67〜70、上位約2〜5%の幅に入っていて、ここでも頌栄女子1,2は同じ偏差値になっています。
こんな感じで、同じ学校でも偏差値表によって難度には若干のばらつきがあります。得意科目や過去問との相性などによっても合格しやすさは違いますから、偏差値は一応の目安として捉え、熱望校で過去問相性も悪くないなら、20〜50%判定でも1〜2回は挑戦しても良いですね。
逆に偏差値は足りていても、相性が悪く対策も不十分だと容易に不合格になります。併願校でもある程度は過去問の感触を確かめておいたり、しっかり余裕のある入試を入れておくなど、確実に合格をもらうための準備をしておきましょう。
併願校検討シートの部材
募集要項が出揃う10〜11月頃に併願校検討シートも公開予定ですが、大学合格率と募集要項へのリンク、国公私立の欄が入った部材を公開しておきます。
左の4列は2022年3月の大学合格率で、一部校の赤系文字は進学率になります。
①東京・京都・一橋・東京工業・国公立医学部
②北海道・東北・名古屋・大阪・九州・神戸・筑波・千葉・お茶の水・電気通信・医科歯科・東京外語・東京海洋・東京学芸・東京藝術・東京農工・横浜国立・東京都立・横浜市立
③早稲田・慶應・私立医学部
④上智・東京理科・国際基督・青山学院・学習院・中央・法政・明治・立教
①②の国公立は進学率も9割以上、ほとんどの学校で10割近くなりますが、③の早慶私医では3〜5割、④の上理ICU+GMARCHだと2割程度の進学率になる学校も多いので、進学できるのが上位○%かは割り引いてイメージしておくと良いですね。
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