東京都教育委員会の資料から都内の私立・国立・都立中学への進学者数を見ると、年々増加傾向にあります。23区の平均は26.4%で、小学校の4人に1人以上は国公立+私立中学に進学します。
区別では、1位が文京区、2位は中央区、以下3位港区、4位千代田区と続き、25%を割ったのは練馬区、墨田区、板橋区、葛飾区、足立区、江戸川区の6区だけ。市部では武蔵野市が23区平均を上回る33.9%で、23区内の豊島区と並んで9位に入る高率です。
1位の文京区は、桜蔭(女子御三家)、お茶の水(女子国立難関)、筑附(国立共学最難関)、小石川(都立共学最難関)、学大竹早(国立共学難関)から、偏差値40台以下にも獨協(男子)、東洋大京北(共学)、跡見学園(女子)、京華(男子)、郁文館(共学)、日大豊山(男子)、文京学院(女子)、駒込(共学)、京華女子(女子)、淑徳SC(女子)、貞静学園(共学)と、区内通学可能な学校が充実していることも理由と考えられます。
男女別に見ると以下のようになります。
私立国立進学者が単純に学力上位とイコールではありませんが、四谷や日能研の偏差値は概ね上4分の1に属する子の中での位置と考えて差し支えないでしょう。つまり偏差値50は上8分の1、小学生全体なら偏差値62くらい。割と賢いか、結構頑張っているんですね。
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元データはこちら。
平成30年度公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(平成29年度)の進路状況調査編】
第1表 状況別卒業者数