各塾の中学受験偏差値比較の女子版です。比較対象はSAPIX、四谷大塚、日能研、首都圏模試の2023年度入試の結果偏差値です。
※現在偏差値表の画像を表示できなくなっているため、PDFを閲覧してください。
日程順の並びは三塾偏差値合計の降順で、灰着色枠は偏差値不明のもの。多少並びがずれている箇所があるので、後ほど修正予定です。偏差値順は三塾で偏差値が確認できている入試だけで、並びは同様に合計の降順です。男子版はこちら↓
日程順
12月〜1月19日
1月20日〜31日
2月1日
2月1日午後
2月2日
2月2日午後
2月3日
2月3日午後
2月4日
2月4日午後
2月5日
2月5日午後
2月6日以降
偏差値順
偏差値は過信せず参考に
※以下の部分に、塾ごとの偏差値換算や偏差値の算出などを加えた記事を追加しました。
同じくらいの層の学校の入試を比較してみると、結構な割合で塾によって上下も変わってくることがあります。ここでは、まず大学附属の四つの男子校で比較してみます。
学習院2回の80%を基準に見ると、サピ49の子にとっては学習院の1,2回、明大中野1回、立教池袋1回は80%になり、両校の2回と立教新座1,2回は50%くらいになりますね。四谷大塚で56だと、80%は学習院の1,2回のみで、他3校は全て1〜3ポイント上になります。
日能研では57に明大中野と立教池袋を含む5つの入試が並び、57の子から見ると80%でないのは立教新座だけ。立教池袋の1回と2回も、SAPIXでは5ポイント差があるのに対し、日能研では同じになります。
どれが正しいというより、偏差値は「だいたいこのあたり」のものとして捉え、あとは入試問題との相性や合格点などを踏まえて検討していくと良いでしょう。
もちろん、例えばこの学校群であればサピ55、四谷日能研63くらいになれば幾らか余裕がでてくるので、そういう意味で目標にするのは良いですね。
続いて女子は学習院女子、香蘭女学校、東洋英和、頌栄女子の4校で比べてみます。
SAPIXでは学習院Bが最高の54で、Aも1回目入試では最も高い51で英和Bと並び、一番下は英和Aの46ですね。
ところが四谷大塚で見ると、各校の2回目の入試が62で並び、1回目では頌栄1が61、英和Aが60で、学習院Aは最も低い57になります。頌栄1,2の差は1ポイントしかありません。
日能研では2回目の中で学習院Bが一番低い60、最高の62には香蘭の2回目が来ています。学習院のAB差は2ポイント、英和のAB差は6ポイント。
例えば英和志望の子が日能研を見ていると、偏差値55のAで落としたら6ポイント上のBは相当厳しそうに見えますが、四谷大塚を見ると2ポイント差で、2回目ならなんとかできるかもしれないくらいの差に感じることもあるでしょう。
こんな感じですから、偏差値は前年度の受験生の結果と今年の志望者動向の参考にはなるものの、2〜3ポイントで安心したり心配するようなものではありません。帯で見て目標設定や併願校選びに活用したあとは、入試で取るべき問題を正解できるように仕上げていくのみですね。