偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

塾による偏差値の違い2021年度中学受験用(女子)11月版 SAPIX/四谷大塚/日能研/市進/首都圏模試

最近はめっきり冷えてきて、合不合も残すところあと2回ですね。模試の結果で一喜一憂しやすい時期ですが、数ポイントの差で50%が80%になったり、20%になったりすることに振り回されるより、弱いところをあと何周できるか、過去問の相性はどうか、どんな工夫をすればその学校で得点しやすくなるのかなどに目を向けて、一歩づつ着実に強化していきましょう。

 

2023年夏版はこちらです。

塾による偏差値の違い

抽出対象はSAPIX第2回合格力判定SO、四谷大塚合不合4回、日能研10月R4、市進9月、首都圏模試10月です(市進と首都模試は前回と同じ)。今回はいつもの偏差値順のほか、日程別の区切りでも掲載してみました。

 

偏差値順

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日程別

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各塾の偏差値動向

6月の偏差値との比較でも、3塾揃って上げているのは1月の千葉日大第一(1/21)と2月1日の鷗友学園女子の2入試のみ。2塾でも2月1日の共立女子、2月1日午後の山手学院Aの2入試です。

下降も3塾は2月2日の法政第二、2塾が吉祥女子2だけで、あまり大幅な変動のない落ち着いた推移ですね。

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分布イメージ

SAPIXの偏差値55以上の層は、四谷日能研の偏差値63以上の層とほぼ被っていて、S45〜54の中間層が、YN55以上と重なる感じです。

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SAPIX40前半や四谷50前後でも、首都圏模試だと63以上だったりします。全く教育意識のない家庭は首都圏模試も受けませんから、全体から見れば上1割にも満たない、教育熱心な家庭で育った学力の高い子が集う、恵まれた環境に進めるわけですね。