偏差値60の壁なんてない

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2019年の東大合格者数(現役・合計・合格率)と2013年中学受験時の合格80%結果偏差値

前回抜けていた芝や雙葉などを入れた、54校の2019年東大合格者数と2013年中学受験時の合格80%結果偏差値の対照表です。現役合格数と卒業者数、現役合格率のほか、既卒も含めた合格者総数と、卒業者数で割った仮の東大率を記載し、並びは現役合格率順にしてあります。東大率は正確な数字ではありませんが、浪人まで含めて最終的に東大に進学する割合の目安に。

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東大率が1割を越すのは男子10校、女子2校、共学3校の計15校で、男子の巣鴨、女子の豊島岡、共学の渋渋が迫っています。

男子は一定数が浪人しても東大を目指すという傾向(11.46%→15.83%)が出ていて、特に上位校では顕著ですが、女子は現役志向が強く、浪人して東大という数は少なめ(4.54%→5.45%)。女子の中でも上位3校は少し高めで、特に桜蔭は5%以上とはっきり特徴が出ています。

他の国立大や医学部などの難関大も含めると見辛いので東大のみですが、女子はお茶の水や私学にも優秀層が流れやすかったり、男子でも最上位層以外は早慶現役に流れたりと、学校によっても進学意識に特徴があるので、最終的な希望進路に多くが進む学校を選ぶのも、志望校選定基準のひとつになると思います。

山手学院を正しい枠に移動しました。それに伴い、東大率-現役率は女子が0.78%から0.90%に、共学が1.36%から1.24%にそれぞれ数値が変わっています。(2019.07.28 05:50)

共学の山手学院が女子枠に入っていることをご指摘いただきました。別の方がtwitterで呟いてくれたそうです。どこかのタイミングで性別項目ペーストを誤り、そのままになっていたようで、後ほど資料を修正しますが、取り急ぎご報告まで。呟いて頂いた方、ありがとうございました。(2019.07.27 14:50)

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