偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

6年生におすすめのGWの過ごし方 その2

四谷偏差値55〜63:地力アップ・弱点を詰める

既に志望校に偏差値が届いている場合は、地力アップに取り組むチャンスです。以前の記事で紹介した地力アップの方法は、学校に通いながら週テストを抱えていると試しにくいので、この休みを利用して取り組んでみるのも良いでしょう。

偏差値の足りない科目がある場合、5年の組分けや週テストの結果まで見直して、弱点を詰めるチャンスです。弱いところには必ず理由があるので、次の弱点克服も参考に、予習シリーズの基礎問題からしっかりやり直してみてください。特に5年レベルの算数で正答率30%以上の問題を落としている場合は、何度も同系統の問題を解いて仕上げておくと有利です。

四谷偏差値55以下:弱点克服

このゾーンだと、ほぼ確実に穴があります。週テストの時は出来たような正答率50%以下の問題を組分けの時に取りこぼしたり、特に弱い範囲があるはずなので、そこを連日解かせてください。特に、算数に穴がある場合、みっちりやれば穴が埋まるという経験をさせてあげることはとても重要です。

算数だと初日は5年の予習シリーズの必修例題をトレースしてから、予習シリーズの問題と週テストの誤答(正答率20%以上)を合わせたプリントを作り、1問2分で解かせます。間違った問題を抽出してプリントを作成し、解説した後で解き直し。これを繰り返して全問正解するまでやると力が付きます。

弱点が少なければ、翌日以降は演習問題集や応用演習問題集、正答率の低い問題も組み合わせても良いですが、まずは全範囲で予習シリーズレベルの問題を仕上げる方が先です。詰まる場合は予習シリーズだけでも完璧になるまで何度も周回しましょう。

範囲が多い場合は全範囲と欲張らず、1日でセットを回せる数に限定して、何周か回すことを優先して取り組む方が良いです。休み中に1〜2単元でも完璧に仕上げれば、必ず向上を実感できますし、それが今後の学習の自信につながります。

四谷偏差値50以下:学習への取り組みを改善する

このゾーンの場合、この休みは一度圧をかけるチャンスです。と言っても、精神的に追い込むという意味ではありません。決めた通りに動き、確実に穴を埋め、次のテストや組分けで良い成績を取らせてあげることで、受験勉強に対する意識を変えようという取り組みです。

課題は正答率50%以上の問題と予習シリーズまでに限定し、これまでの得点の低かった範囲から、適当なものを選びます。大事なのはスケジュール管理。入試は8:30〜9:00開始なので、8時台に頭の回転を上げておくためにも21時台には就寝し、6時起床を始めると良いです。合宿のごとく、きっちりアラームをセットして取り組んでみてください。可能な限り、一緒に始めてあげた方が良いです。

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学習力向上用スケジュール例

まずは朝は6時起床。軽く運動などして食事を取り、頭が働き始める8時半から午前中に3コマ勉強させます。1コマは15分3回の勉強に7分半2回の休憩を挟んだ1時間。これは、集中力についての記事で書いたピークをうまく活用するサイクルを覚えさせるための形で、休憩では遊んだりゲームをしたりはせず、目を閉じて休むか、会話の時間にします。遊びの計画の話をしても良いでしょう。

昼の休みには15〜20分程度、昼寝をしても良いです。夕方までの3コマが終わったら自由時間です。夜は就寝前に30分〜1時間、今日の学習の振り返りをしましょう。ノートや解いたプリントを読み返すだけでも構いません。

このスケジュールの目的は、既に小学校で経験のある6時間を使い、その中に短時間の区切りを入れることで、集中して成果を上げる意識を持たせることです。休みなのに少ないですか?でも、開始時間を守り、短時間できっちり集中するサイクルを身につけることが、成績を上げる近道になる可能性は高いです。