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2019年の東大合格者出身校一覧 最新版(判明率90%)

先日公開した東大合格者の出身校別一覧ですが、87校365名を追加して合計2,777名(307校)、判明率が90%になったので再掲しておきます。詳細データは記事下部からPDFとエクセルで閲覧可能です。

 

上位校出身者が圧倒的に多い

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合格者27名以上の上位24校で、合格者数は1,383名、占有率は44.8%。東大生のほぼ2人に1人はこれらの学校の出身者です。内訳は東京12校、神奈川3校、兵庫と愛知が各2校、千葉、埼玉、奈良、福岡、鹿児島に各1校。公立からは東京都立日比谷高等学校と、埼玉県立浦和高等学校愛知県立岡崎高等学校の3校が入っています。

合格者2桁の50校からの合格者数は721名、占有率は23.4%。これらの学校の出身者が4人に1人ですね。そして、9名以下の233校から673名、21.8%の合格者が出ています。

 

地域別では東京で36%、一都三県で54%

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地域別に見てみると、東京が1,111名で全体の36%。神奈川・千葉・埼玉は556名、18%。一都三県で1,667名、54.1%となっています。まぁ近いので当然ですね。

 

中学受験のみの学校が4割超、中学受験突破組が推定7割超。

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一都三県からの1,667名の出身校を入試種別で見てみると、中学受験校からの合格者は703名、中高入試実施校からは690名、高校入試のみの学校からは274名。

中高入試実施校の合格者数を中入生と高入生比率で分けると、中入493名、高入197名となります。実際の合格者がどちらかはわからないので、あくまで参考値ですが。

これを、地域内合格者に占める割合で見ると、中学受験通過者が71.75%、高校受験通過者が28.25%となります。一都三県から東大に進む子の4人に3人近くは、中学受験組と推測することが出来るわけですね。

なお、中学受験校の東大率は7.82%、中高入試校は東大率3.81%、高校入試校の東大率2.58%となっています。現役2桁の学校に限定すると、中学受験校は18%、中高入試校が16%、高校入試校で7%でした。