今回は、各大学の合格数や学校ごとの合格率と、それぞれの学校の合格実績の中に占める割合などのデータを公開します。
抽出対象大学は東京一工+旧帝大+首都圏有名国公立+国公立医学部、早慶+私大医学部+上理ICU+GMARCHです。
全ての大学を掲載しているわけではないため、例えば日東駒専や女子大が多いなどの場合にはカバー率は低くなりますので、上記対象大学への合格率を見る用途としてお使いください。
大学別の合格数・合格率順位と属性別の占有率
こちらは、各大学の合格者数と合格率、合格数に占める属性別の割合をまとめたものです。
それぞれの大学ごとに特徴があるので一部を紹介すると、例えば一橋大学の合格数では都立をはじめ公立高校が上位に多くいます。
東工大では浅野が合格数、合格率ともにトップ。
医科歯科大は女子校比率が目立って高くなっています。
国公立医学部では東大合格数と似た分布で、江戸川取手はかなり数を伸ばしていますね。
私大医学部では暁星が合格数、合格率とも安定のトップ。白百合もかなり目立つ位置にいます。
また、対象校の卒業生徒数の比率は以下のようになっています。
これに対し、東京大学では男子校の占める割合が大きくなっていたり、
東京医科歯科大学では女子校の比率が高くなっていたりします。
また、国公立医学部に比べると
私大医学部では女子校の比率が増え、高入校がかなり少なくなります。
なお、これらの構成比はあくまで抽出対象校からの合格者数で、各大学の出身校の構成比とは異なります。
以下は各大学の合格者数合計に占める、抽出対象校の割合です。慶應は75%を超え、ICU、早稲田、一橋、上智、東工大と続いて明治、東大、学習院が約半数。都立大や横浜市大は4分の1ほどになり、首都圏以外の国立はかなり少なくなります。
こちらは抽出合格数に占める属性別の割合です。医学部や海外大学では中学受験校が圧倒的に多く、学芸大学は高入校が過半数になります。
進学先の空気感の影響はそれなりに受けるものなので、併願校を選ぶ際にもどういう進路を好む傾向があるのか見ておくとイメージしやすいですね。
学校別の合格数成分
同じくらいの偏差値帯の学校でも、進路選択の好みや志向はかなり異なります。大学受験時にほぼ同等の学力でも、東大か医学部か、早慶か国公立か、併願の私大はどこを好むか、などの特徴は様々なので、いろいろと見比べてみてください。
例えばこちらは、女子難関校で卒業数比5%を超える合格数だけを並べたものです。
女子学院
雙葉
白百合
トップ3校でも女子学院に比べると豊島岡の医学部志向が強い、雙葉や白百合は他の私大よりも私大医学部合格数が多いなど、それぞれの学校の特徴がわかりますね。抽出対象校は以下の通りで、PDFも4つに分けてあります。
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