前回の記事で触れた、付属校人気による難化傾向についてデータをまとめてみました。2019年度の結果80偏差値を、前年(2018年)と5年前(2014年)の結果偏差値と並べています。
1ポイント差は、小数点部分の差がわからない(44.49は四捨五入して44、0.01大きい44.50は四捨五入して45となるのに対し、44.50〜45.49までは0.99ポイント差でも同じ45になる)ので、とりあえず確実な変動として、2ポイント以上開きがあるものに背景着色してあります。数が多いので、女子は次回の更新で。
まず、早慶の偏差値63以上帯はほぼ変わらず。最上位層なので、そう簡単には変動しませんね。
GMARCHの入る帯では前年比1ポイント、5年前に比べ1.25ポイントの上昇です。学校別では明治・法政・中央が上昇し、学習院がやや下降気味です。
最も受験生が多い偏差値50を挟む帯では、入試17回の平均で前年比0.93ポイント、5年前に比べ1.4ポイント上昇です。偏差値47以下の帯では、日大豊山以外は横這いか下降気味です。
平均的な受験者層がマーチ附属や準進学校的な付属に惹かれる傾向はあるものの、人数の薄い上下層にはあまり影響が出ていないと言えそうですね。