偏差値60の壁なんてない

中学受験のサポート歴20年以上の経験から、心構えや考え方を公開します。

中学受験経験者の保護者から、受験生の保護者へのメッセージ

中学受験を経験した保護者の方々から、最後のひと踏ん張りの助けになればと、今年度の受験生の保護者の方へのメッセージを頂きました。

まだ、入学して1年も経っていませんが、子供が楽しく通っている姿を見ると、この学校に入学できて、本当に良かったと思います。親としては、偏差値云々よりも、日々充実して過ごしてくれていることが、受験を経験させて良かったと心底思います。山あり、谷ありの受験生活でしたが、その結果は確実に子供は成長してくれました。途中で投げ出さず、頑張り続けるよう一番の理解者でいてあげてください。

親の中学受験に対しての方針がブレないこと、本人の受験についての適性は重要かなと思います。それらがしっかりしていれば結果はどうなろうと、後々になっても、良い経験、糧になるのではないかと思います。

子供と密に関われる大変貴重な時間です。一喜一憂せず、周りに流されることなく一日一日を大切に目標に向かって下さい。お母様の笑顔がお子様にとって何よりのはげみになります!

色々悩まれると思いますが、きっと最善の道が開かれていると思いますので、自分の直感を信じてください。

反抗期が重なったり、やる気スイッチが最後まで入らなかったり、十人十色の受験勉強かと思います。我が家は、努力する娘に親が忙しいばかりに十分なサポートがしてあげられず、娘の志望する学校へは、惜しくも合格できず、親にとっては後悔ばかりが残った受験となってしまいました。結果、親が説明会で感動して受験した学校に通っていますが、日々楽しむ娘の姿に、また温かい学校の雰囲気にどれ程救われたかわかりません。希望通りであってもそうでなくても、お子様にとって進学される学校が良い出会いとなるよう、心よりお祈り申し上げます。

母親と子どもでがんばるイメージが強いとは思いますが、積極的に父親にも手伝ってもらい乗りこえて下さい。

中学受験を通じて学ぶ楽しさや勉強の習慣がつきました。6年生の2月がゴールだと思って受験に挑むと中学入学後が辛くなるようです。実際に子供の友人が今それで苦労しております。人生の通過点だと思って行えば、とても良い経験になります。

どのような結果となっても、これまでの努力をたたえ、希望をこめて進学先へ送り出してあげて下さい。親自身が主人公となってしまわぬように、一歩ひいてお子さんを支援してほしいと思います。

入試まで成績や本人のメンタル等、一筋縄ではいかないことだらけです。それを含めて親子共々、双方の成長にとってとてもよい機会であったと実感しています。体調には気をつけてがんばって下さい。

春からお子様が楽しく学校生活を送っている姿を想像し、あと少しサポート頑張って下さい。

お子さんが受験に向けてベストを尽くせるよう、見守ってあげてください。きっとすばらしいご縁があると思います。

みなさんがそれぞれの中学受験を乗り越え、得られたものもたくさんあります。ご自分とお子さんの体調とメンタルを最優先に、もうひと踏ん張り、最後までやり抜いてください。